2017-01-01から1年間の記事一覧

雑誌のオーラ

大晦日になってようやく、『スキージャーナル』休刊のニュースを知った。広告記事の多い雑誌で、それなりに安定しているのだろうと思っていたから、仰天した。 10年くらい前までは私も熱心な読者で、定期購読もしていた。ふと2004年12月号の目次を見てみたの…

オホーツクの夜明け

オホーツク海に登る朝日がホテルの窓から見えた。 枝幸に行ったのは稚内スキー連盟のパトロール養成講習会のためで、つまり技術員の任期の関係上、私はまだ稚内スキー連盟所属なのである。 もうスキー場は開いているのだが、今日は理論とロープと三角巾の講…

音威富士に寄り道

休みに入ったのだが、明日は稚内スキー連盟の行事がある。 前日の今日、札幌から道北に移動することにして、250キロ走った後、音威富士スキー場で滑った。稚内の浜ちゃんも電話で呼び出したら、来てくれた。 稚内アルペン・スポーツ少年団の小学生姉妹とその…

仕事納め

明日から年末年始の休業日なので、今日が仕事納め。休みの間に必要な資料を、研究室から持ち帰った。 英文の原稿も下書きを終えた。後はネイティヴチェックをしてもらうだけ。年内にもう1本、短い原稿を書き、それからようやく本を読めるようになる。 *** 研…

最後は「鏡」

大学は冬休みになった。 「先生にも冬休みはあるんですか」と1年生に聞かれて、当惑した。冬休みの間は授業はないのだが、仕事はある。12月29日~1月4日は年末年始の休暇期間なのだが、急ぎの原稿をまだ3本も抱えているので、やはり自宅で仕事をするだろう。…

冬休み直前

年内の授業は月曜で最後。後期は授業も多く、朝まで準備に追われることもしばしばだったが、あちこちに迷惑をかけながらも、何とか完走できそうだ。 急いで書かねばならない原稿が2本あるのだが、昼過ぎに少しだけオーンズで滑った。ダウンヒルクルーズコー…

黄金の手

今年の秋はチェーホフ『サハリン島』関係の行事が続いたのだが、その中で知ったソフィヤ・ブリュフシテインについてコラムを書いた。 岩本和久「黄金の手」『北海道新聞』2017年12月20日夕刊、4面。 19世紀の女詐欺師で、シベリア送りにされても2度も3度も脱…

藤井一行とソ連研究

『アリーナ』20号で、「藤井一行とソ連研究」という小特集が組まれている(323-497頁)。これまで公には伝えられていなかった藤井一行先生のご逝去の知らせと共に、ご遺稿が掲載されている。 藤井先生は札幌大学の開学時の教員だったという。1997年に一度だ…

34回目のヨールカ祭

札幌大学で34回目のヨールカ祭が開催された。 私にとっては2度目のヨールカ祭。前回は1999年のことで、当時、勤務していた稚内の短大生2名を連れて参加したのだった。サハリン大留学から日本に戻ったばかりの学生たちで、1名は短大卒業後、札幌大のロシア語…

市立図書館も道立図書館も

ロンドンから帰国して以来、とてつもなく忙しい。オムニバス授業と出張の補講と論文の締め切りが重なっているのが原因だ。今週は授業が11コマとヨールカ祭がある。その上、欧文で書評を書かねばならないのだが、これにはほとんど手が付けられない。 そんな時…

テイネで強化研

日曜日に、北海道スキー連盟のスキーパトロール技術員強化研修会に参加してきた。 今年は会場がいつもの美唄ではなく、手稲だ。微妙な斜面変化に富んだシティビュークルーズ・コースや女子大回転コースの急斜面など、ユニークなバーンでの研修は新鮮なものだ…

ソヴィエト文学と主人公

中部大学編『アリーナ』20号は「ソヴィエトの世紀」特集なのですが、「ソヴィエト文学と主人公」という私の論文も掲載されています。 岩本和久「ソヴィエト文学と主人公」『アリーナ』20号、2017年、41-50頁。 フロイトの「詩人と空想すること」を出発点に、…

ジャスパー・ジョーンズ!!

ロンドン滞在最終日。移動日なので予定は入れていなかったのだが、ロイヤル・アカデミーでジャスパー・ジョーンズ展と「デュシャンとダリ」展を見ることにした。 ジャスパー・ジョーンズ展は本格的なものだった。カバコフやプリゴフといったロシアの美術ばか…

どんどん遡る

サーチ・ギャラリーの「ART RIOT」展に行く。オレグ・クリークのイスラム・プロジェクトやAES+Fの回顧、それから「青い鼻」、プッシー・ライオット、ピョートル・パヴレンスキーの最近の活動など。 今回、計画していた予定はこれで順調に消化されたのだが、…

В будущее возьмут не всех

ロンドン初日はまず、テート・モダンでカバコフの回顧展。「宇宙へ飛び去った男」、「母のアルバム」、「皆が未来に運ばれるわけではない」のインスタレーションがメインで、それ以外に初期の絵画作品や近年の絵画作品など。「宇宙へ飛び去った男」を見るの…

ANAでヒースロー

昨日の夜、ヒースロー空港に来た。 千歳から乗れる便はANAとJALしかなく値段もほぼ同じなので、乗り慣れているANAを使ったのだが、エコノミークラスなのに、「一ノ蔵」を飲むながらすき焼きや魚の照り焼きを食べるという素晴らしい経験ができた。「一ノ蔵」…

シャガールの時空間

東京ステーションギャラリーで開催中の「シャガール 3次元の世界」展についてのコラムを、『北海道新聞』に掲載した。 岩本和久「シャガールの時空間」『北海道新聞』2017年11月29日夕刊、4面。 シャガールの彫刻を見ると、彼の絵画の運動性や流動性がいっそ…

岡林茱萸『ロシアの詩を読む』

岡林茱萸『ロシアの詩を読む』(未知谷)の書評を書いた。 岩本和久「詩の言葉と著者との対話―20世紀ロシアを生きた15人の詩人の詩の翻訳と解説」『図書新聞』3329号、2017年12月2日、5面。 最近、私が書評を頼まれる本は書きづらいものが多いのだが、この本…

冬季研修会はシュテムターン

週末は北海道スキー連盟の冬季研修会で、札幌国際スキー場に行っておりました。シュテムターンが中心でしたよ。 研修期間中はずっと雪が降り続いていました。

雨上がりのオーンズ

原稿を書かなければならないのだけれども、午後、1時間だけオーンズで滑ってきた。週末は北海道スキー連盟の研修会だから足慣らしもしておかなければならないし、一日中、座っているのも健康に悪い。 札幌国際もテイネもキロロもオープンしているので、オー…

冬の雨

数日前には大雪が降っていたのだが、今日は雨だった。 雨の中、月末締め切りの原稿を執筆していたのだが、筆が重い。なかなか進まない。まだ10分の1くらいしか書けていない。このペースだと締め切りには絶対に間に合わないので気持ちが焦るのだが、もう少し…

昼休み

月曜日と火曜日は授業が多いので、前日の日曜日からの3日間は息をつく間がない。 昨日から今日にかけては、映画の授業で『東京物語』と『雨月物語』と『七人の侍』の話をし、ロシア語専攻の授業でトルスタヤの『金色の玄関に』、それからフェートの "Чудная …

神と革命

下斗米伸夫『神と革命』(筑摩選書)の書評を共同通信社のために書いたのだが、まずは『北日本新聞』に掲載されたらしい。 https://webun.jp/item/7416143 いろいろと問題はある本で、たとえば、「キプチャク汗国」のことが「チンギス汗国」と表記されていた…

すっかり冬景色

大学は今日も推薦入試でした。 すっかり冬景色になりました。

雪中ランニング

週末なのだが、勤務先は推薦入試だし、札幌国際スキー場がオープンしたので娘のスキーチームの練習は始まるし、しかし、娘自身はスキーではなく、小学校の学習発表会でミュージカルをしなければならないし、車のディーラーからはタイヤ交換に来ませんかと促…

雪の後の青空

朝から雪が降っていたのだけれど、午後には上がった。 仕事の用事があって、東急百貨店の横のHISに行った。写真はその帰り道に撮ったもの。 昨日と一昨日は睡眠不足で、ずっしりと重い疲労感に襲われていたのだけれど、今日は体調も回復し、久しぶりに体育館…

シーズン直前

札幌国際大と札幌大からは、ほぼ同じ角度で藻岩山と手稲山が見えるらしい。どちらの大学も、支笏湖噴火の火砕流でできたという台地の上に位置している。札幌国際大の藤崎先生のフェイスブックの写真から、そんなことを知った。 昨日は藻岩山も手稲山もコース…

落ち葉拾い

屋根の落ち葉を掃除しないと排水口が詰まって、また雨漏りするかもしれないというので、日曜日の午後、車庫の上に登った。未明に降った雪の融けた水がまだ残っていて、手の凍える作業となったのだが、来週以降はまた土日が埋まっているので、昨日、やるしか…

50周年記念式典

札幌大学の創立50周年記念式典が、ロイトン札幌ホテルで挙行された。 高橋はるみ・北海道知事やファブリーチニコフ・ロシア連邦総領事もいらしていた。 文部科学省の方の挨拶はアクティヴ・ラーニングや地域共創など、ここ数年の大学執行部の改革をなぞるも…

42番街

今週は鹿児島に行った分の補講があったので、授業が11コマにもなってしまった。他に書類の作成とか原稿の執筆もあり、大忙し……睡眠4時間半という日がほとんどだった。数えてみたら、1日のうち12時間は働いている。 ところで、昨日は映画史の授業を補講分と合…