50周年記念式典
札幌大学の創立50周年記念式典が、ロイトン札幌ホテルで挙行された。
高橋はるみ・北海道知事やファブリーチニコフ・ロシア連邦総領事もいらしていた。
文部科学省の方の挨拶はアクティヴ・ラーニングや地域共創など、ここ数年の大学執行部の改革をなぞるもので、つまり国はそういうところに注目するのである。一方、知事の挨拶ではサハリン交流などが強調されていたし、札幌市の挨拶では高齢化の進む都市における大学の役割が確認されていたし、OB会の方からは「企業に認められる卒業生を育てることが、大学の発展につながる」という厳しい注文が寄せられていた。
現代の日本ではいろいろな人たちがそれぞれの立場から、本当に多様なことを大学に求めている。
祝賀会ではこれまで話す機会のなかった歴史学の先生や、50年前の大学開設時から働いていたという図書館の元ロシア語スタッフの方と隣の席になり、また少し世界を広げることができた。