2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

油沢通り

先日のサハリン研修の参加者の方が1人、東京から来道されたので、昨日、札大からの参加学生と共に簡単な歓迎会を催した。 学生に案内されて、外国人の集う狸小路のおしゃれなバーに行ったのだが、「トマーティン」を注文したら「トマト・ジュース」が出てき…

ロモノーソフからのメリエス

昨日は2講時にロモノーソフの「神の偉大さについての夕べの瞑想」を読んだのだが、受講者が6人で1連ずつ読んで、6連終わったところで時間切れになった。残りの2連は来週に持ち越し。来週はデルジャーヴィンの「記念碑」も読む。本当は「滝」を読みたいのだが…

道立文学館、そして道立図書館へ

火曜日の昼休みに偶然、工藤孝史先生とばったり会った。研究室は同じ棟なのだが、なかなかお会いする機会がない。もう半年遅れだが、挨拶ができて良かった。 *** 授業の後、来月のイヴェントの関係で道立文学館に行く。理事長の工藤正廣先生もちょうどいらし…

ロシア/スポーツ/映画

先日の研究会で、ロシア出身のハリウッド監督アナトール・リトヴァクについての報告をしたら、司会の先生に「専門が何なのか、いよいよ分からない」と紹介されてしまいました(笑)。大学院時代の私の生活はロシア文学、映画、野球観戦の三本立てでその軸は未…

巡りゆく日本の夢

娘を連れて、人気のゴッホ展に行ってきた。 狂気の産物としか思えぬ歪んだ絵もあったけれど、意外と明るい色調の絵が多かった。 今回の展覧会はゴッホと日本文化の関わりを問うもので、ゴッホは浮世絵の明るい色調に魅せられてアルルに転居したそうだから、…

ブラリンゴ

北海道新聞永田販売所の実施している「ブラリンゴ」に参加してきた。南平岸の街歩き。 永田販売所は「道新りんご新聞」というミニコミ紙を出していて、紹介されたスポットもひとつひとつは、すでに紙上で読んだことのあるものが多かったのだが、テクテク歩く…

維納に音楽は踊る

昨日の夜は、「ウィーン維納に音楽は踊る」と題した札幌交響楽団の定期演奏会を聴くために、キタラに行ってきた。 プログラムがね、面白そうだったんだ。スッペ「喜歌劇『ウィーンの朝・昼・晩』序曲」、グルダ「チェロとブラスのための協奏曲」、ブルックナ…

雨の日が続く

台風が過ぎたのだが秋晴れの空にはならず、昨日、一昨日と雨だった。 *** 大学の図書館には山口昌男・元学長の書斎が再現されたのだが、ドアや窓を模した部分も設けられていて、その窓から見える木々がとても美しい。 東大や北大に比べれば小さいキャンパス…

連休最終日は台風が

連休初日は科研の研究会だった。自分の発表以外に会場や懇親会の準備なども担当していて、完璧な進行というわけにはいかなかったのだが(普段授業で使っている教室ではないため、機材の使用法が完全にはわかっていない)、それでも何とか終えることができた…

明日はリトヴァク

明日はロシアの亡命文化をテーマにした研究会が札大で開催され、私も「アナトール・リトヴァクとロシア文化」と題した報告を行うことになっている。 www.sapporo-u.ac.jp サハリンに行ったりしていたものだから、昨日、今日の2日でパワーポイントを慌てて作…

北海道@ユジノサハリンスク

学生の引率で行ったサハリン大の語学研修から、帰国しました。今朝の北海道新聞7面の「北海道@ユジノサハリンスク」欄に、この研修についてのコルスノフ・サハリン大教授のインタビューが掲載されています。インタヴューでは触れられていませんが、これはモ…

お別れ会

サハリン大でのロシア語研修も終わりが近づいている。昨日は「お別れ会」というプログラムがあったのだが、これは宴会ではなく発表会だった。 日本人の学生が学習の成果(ロシアの歌や「大きなカブ」の寸劇)を披露し、サハリン大の学生たちも余興のゲームを…

アニワで竹馬

昨日はサハリン州議会の選挙だったようなのだけれど、日本の学生たちはアニワ湾でバーベキュー。 食後には民族舞踊やゲーム(「材木の上に乗って、枕で相手を叩き落す」といった、日本でも学校レクに登場しそうなもの)の時間があって、楽しく過ごせた。 天…

レーニン広場のアニ・ロラク

ユジノサハリンスクは135年祭なのだそうで、土曜日はレーニン広場でも、たくさんのイヴェントがあった。 まずは市内のいろいろな団体が参加したパレード。日本人学生もサハリン大の列に混じって行進をした。私はモスクワ大の先生たちと共に、角帽をかぶって…

サハリンのスパスカヤ塔

サハリンの語学研修も折り返し点。学生たちは朝、3班に分かれて日本語を学んでいる学校3つを訪問した。 私は勝利通りの2番ギムナジウムに行く班に同行した。ここを訪問するのは2度目で、前回の訪問時には音楽教育がアピールされていたのだが、実は外国語教育…

サナトリウム「レスノエ湖」

「レスノエ湖」というサナトリウムに行った。2つの湖に挟まれた場所にある施設だが、札幌オリンピック用のトレーニング施設として1964年に作られたのが始まりだそうだ。 出発前は「もう湖はいい」と愚痴をこぼしていた学生たちも、景観の美しさに圧倒され、…

今村さんと伊藤さん

今日の午後はユジノサハリンスク市役所と日本総領事館の2ヶ所に表敬訪問する学生たちの同行したのだが、市役所では稚内の今村さんや伊藤さんと偶然再会したのであった。 稚内での経験がなければ、今回の学生引率はもっと大変なものになっていただろう。職場…

ソーネチカの黄金の手

今日の午後はサハリン州郷土博物館とチェーホフ『サハリン島』博物館のはしご。2つの博物館で続けて通訳をするのは、なかなかハードだった。こういう仕事を毎日しているプロの通訳の方は本島にすごいなあと尊敬します。通訳というのは反射神経とか敏捷性が勝…

こんにちは、サハリン

何と日本の17大学から43名の学生が参加しているという、ちょっと信じられない規模のサハリン語学研修「こんにちは、サハリン」(そういう名前の研修であることを、会場に来て初めて知ったのだが、まあ、ロシアらしくはある)なのだが、サハリンはやはりサハ…

最初の夜から

学生と一緒にサハリン大に来た。 寮に荷物を置いた後の夜11時頃、スーパーに夕食を買いに行ったら、「助けて」(パマギーチェ)と叫んで夫から逃げてくる中年女性が。車を止めようと道路に走り出て、やがて路肩に倒れてしまったのだが、麻薬でもやっていたの…

楽天的悲劇

8月5日の京大の研究会でAES+Fについて報告した時に言及した映画『楽天的悲劇』について、『北海道新聞』にコラムを執筆した。 岩本和久「楽天的悲劇」『北海道新聞』2017年9月1日夕刊、4面。 女性の政治将校が自分をレイプしようとする水兵を射殺し、部隊を…

忙しいのにオーストラリア戦を

急いで仕事を片付けなければならないので忙しいのだけれど、サッカーのワールドカップ予選のオーストリア戦を見てしまった。 2-0でワールドカップ出場が決まったわけなのだが、初戦敗退だからもう無理だよと言われていた1年前が夢のようだ。 以前と比べて、…