旧たくんち
ゼミ生を連れて、札幌珈琲館月寒店に行く。
ここは元は倉本龍彦氏が息子さんのために作られた家で、「たくんち」と呼ばれている。
こういう家に入るだけで、建物のデザインも意識できるようになると思う。
外側に大きく張り出したバルコニーが縮小されてしまったようで、残念。
開放感をもたらす3階の窓だが、中から見ると格子が印象的。
第10回東アジア学会
第10回スラヴ・ユーラシア研究東アジア学会に出席するため、東京大学へ。北海道で1人で研究しているので、本州の人たちの研究に取り残されているような気持ちにもさせられるのだけれど、他の方の報告を聞いていて、いろいろとヒントも得られたので、また出直して頑張ろう。
図書館の前の工事はすっかり終わっていた。昔はここに大きな木が生えていて、夏の暑い日にベンチに座っていたら、どこかの子供が「一人なの?一緒に遊んであげる」と寄ってくるなんてこともあった。あれは何年前のことだったのだろう?
砂澤ビッキ 樹・風
いろいろ仕事が溜まっているのだけれど、今月末までの展覧会だったので、昨日は2ヵ所で開催されている「砂澤ビッキ展」をハシゴした。
まずは本郷新記念・札幌彫刻美術館の「樹」展。個人蔵の作品が多かったので、貴重な機会なんだろうな。
続いて芸術の森の「風」。こちらはスペースが広いので、大きい作品が並んでいた。旭川美術館のものが多かった気がする。
せっかく芸術の森まで来たので、丘を登って野外美術館の「四つの風」も見てみる。
野外美術館は他の作家の作品もなかなか面白かった。下の写真は宮脇愛子「うつろひ」。
作品が5点まとめて展示されているノルウェーのグスタフ・ヴィーゲランも、昔の人ではあるのだけれど、実際に見ると圧倒される。力強いのに危うい。
テイネトレイル2019
テイネトレイルに出場してきた。
娘のスキーチームがそっくり出るというので、会場まで送迎をしなければならず、だったら自分も出てみようかと思ったのだ。大会支援やスキーパトロールで冬は毎週のように訪れている山で、そのスキーコースを走れるというのも興味をひかれた理由だ。
ただ、大人の場合、ビギナーコースでも17キロもある。だから、ゴールデンウィークが終わってから、ロードで毎日ジョギングをし、週末には藻岩山でトレランをした。海外出張中も走った。わずかひと月の練習だったが、それなりにコンディションを作ることはできた。
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今日は雨や強風の予報だったのだが、開会式前には雨も上がってしまい、山頂も風はなかった。
テイネオリンピア~女子大回転コース~山頂~パノラマコース~ナチュラルコース~ハイランドヒュッテ~滝ノ沢~テイネオリンピアというコースなので、前半の最大の難所は女子大回転コース。
果てしなく続く急登を終え、下りはスキーの時の滑走を思い出しながら快調に飛ばせたのだが、ハイランドヒュッテのある山道に入ったあたりで、ハムストリングが痙攣しそうに……それからは「痙攣は脱水が原因だよな」と水分補給に気を付けながら、ゆっくりゴールを目指し、目標の3時間を20分も上回る2時間40分で完走できた。
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雪のない時期のスキーコースは、シーズン中よりも起伏が明瞭で新鮮だった。ハイランドヒュッテの方は初めて入ったのだが、手稲山の知らない顔を見ることができたように思う。