もうすぐ夏至

 リンデンホール前の花壇では、花がきれいに咲いている。

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 すっかり暖かくなったわけだが、それでも札幌はまだ過ごしやすい。前期の授業も折り返し。もうすぐ夏至だ。

 自宅の庭はツツジが散ってしまい、やや寂しい感じではあるが、花は咲いている。

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 1週間、家を留守にしていたら、スギナが茂ってしまった。半分くらいは摘んだが、すっかりきれいにするにはまだもう少し。

残りは1トン

 退職者が大量に出て、大混乱に陥ったモスクワのシェレメチェボ空港だが、手を付けられずに放置されている荷物は1トンにまで減少したらしい。スーツケース40~50個くらいだろうか。https://www.gazeta.ru/social/news/2019/06/07/n_13064857.shtml

 また、新しく作業員を雇用できるのは来月初めと言われていたが、それまでの人手不足を解消するために地下鉄の研修生が投入されたとのこと。https://www.svoboda.org/a/29986197.html

 そんなニュースの流れるシェレメチェボ空港で行方不明になっていた私の荷物は、土曜日にアエロフロートから届いた。大混乱だから、そのまま空港に永遠に放置されるのかもしれないと思っていたが、そんなことはなかった。まだ1トンの荷物が残っているのだから、いささか申し訳なくもある。

北菓楼札幌本館

 金曜日の夕方はアクセスサッポロでMt.石井スポーツのカスタムフェア……といっても注文したのは娘のものばかり。

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 土曜日は日本赤十字の救急員養成講習会。昼食は隣の北菓楼札幌本館に寄ってみた。もともとは北海道庁図書館で、1926年築なのだそうだ。戦前の札幌をしのばせるモダンな建物である。

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 改修された内部は安藤忠雄の設計。

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大地の物語

 6日の夜は、全日本スキー連盟、北海道スキー連盟、札幌スキー連盟の要職を歴任されてきた登山一成先生の札幌市民スポーツ賞受賞をお祝いする会が、ノースシティであった。

 明けて7日の朝は2年のゼミの学生と、500m美術館の「大地の物語」展の見学。岡部昌生さんのフロッタージュが多数展示されていた。

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ユニクロの流政之

 スーツケースの遅延にも保険が使えるそうなので、昨日は買い物をした。普段着も下着もスーツも靴もなくなったので、一通り、購入する。服をまとめて買うのは、それなりに楽しい。

 ミュンヘン大橋ユニクロには、なぜか流政之の彫像「キタノサキモリ」がある。

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 シェレメチェボ空港の混乱だが、『論拠と事実』は今回の事態を受け、保険に入るべきか否かの記事を掲載していた。また、交通省が空港の責任追及を始めるという記事も。

https://rg.ru/2019/06/05/reg-cfo/mintrans-poobeshchal-zhestkuiu-reakciiu-na-sboi-s-vydachej-bagazha-v-sheremetevo.html

 シェレメチェボで荷物がなくなるのはいつものことさ、という空気も日本人旅行者の間にはあるのだろうし、マスコミが報道しないのもそういう理由からだろうが、しかし、今回の事態はやはり異例のことだと思う。

アエロフロートから電話

 アエロフロートのスタッフの方から今にも泣きそうな声で、「今日はまだ届いてない」と連絡が入った。そりゃそうだろう。

 こちらで把握しているロシアでの報道内容について確認したところ、空港が6月末まで正常化しない点については知っているようだったが、給与カットを理由に空港職員が一斉退職したこと、モスクワ在住の人たちでさえ荷物を受け取れずにいること、は知らない様子だった。

 RIAやラッシースカヤ・ガゼータ、コメルサントといった大手メディアもシェレメチェボ空港の責任について報道しているのだから、「日本でのアエロフロート従業員の認識共有」、「乗客への適切な情報伝達」、「日本における報道」のそれぞれについて何とかならんのだろうか?日本人同士で喧嘩している(日本人乗客がアエロフロートの日本人従業員を怒鳴りつけている)のだとしたら、あまりにも不毛だ。