ハリネズミと狐
昨日の北海道新聞夕刊に、ハリネズミとロシア文化についてのコラムを掲載してもらった。
岩本和久「ハリネズミと狐」『北海道新聞』2019年2月13日夕刊、6面。
最近は日本でも人気になってきたハリネズミが、ロシア人にとって比較的、身近な生き物であることを、民話やアニメを例に紹介した。ドストエフスキー『白痴』にもハリネズミは登場する。タイトルの「ハリネズミと狐」は言うまでもなく、バーリンのトルストイ論の題である。
字数の関係で盛り込めなかったが、マヤコフスキーの詩に由来する「ハリネズミにもわかる」という慣用句がロシア語にあることや、ウニをロシア語では「海のハリネズミ」と呼ぶことなども書けたら良かったかなと思う。