デオドン
鹿児島3日目。加治屋町を流れる甲突川。
城跡にある博物館、黎明館では「西郷どん」展が開催中だったが、観光客よりも地元の人たちで賑わっていた。東京など全国各地で保存されている鹿児島関係の資料が集められているのだから、そういうことになっているのも不思議ではない。
常設展は閑散としていたが、よそ者にはこちらの方が面白い。
屯田兵のもとになったのは薩摩藩の外城制度だというが、これは出水外城の模型。
だが、圧倒的だったのは歴史よりもむしろ民俗資料の展示コーナーで、極彩色の人形や仮面がたくさん展示されていた。
これは市来の七夕踊りで使われる虎の人形。霊を弔う祭りらしい。
その隣の区画には、田植えの祭「せっぺとぺ」で用いられる人形「でおどん」(大王殿)。
午後は鹿児島ハリストス教会に行き、長沼庄司先生が事務局長をされている「ゴンザ研究会」にお邪魔をさせていただいた。