とこしえの加清純子

 北海道文学館の「よみがえれ! とこしえの加清純子」展に行く。高校生の時にこの世を去った、渡辺淳一「阿寒に果つ」のモデルの女性。

 存命中は「天才少女画家」と呼ばれていたそうなのだが、初期の作品はタッチの柔らかさが印象的だった。だが、死の前年の作品は仮面を描く陰鬱な連作で、タイトルも「同類項」だったり……小説作品の初出誌と共に、その抜粋も展示されていたが、背伸びしている感じが否めない。先を急がなければ、死ななくて良かったのではないかという気持ちにさせられる。

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 なお、兄の加清準氏は札幌大学の理事をなさっていたとのこと。

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 曇り空の日だった。

相原求一朗の軌跡

 昨日は一昨日よりもさらに暑かったのだが、最終日だったので北海道近代美術館の「相原求一朗の軌跡」を見に出かける。

 モダニズムから風景画へという画家の転換が興味深かった。「20世紀の後半」という時代の感性への懐かしさも感じた。

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 帰路、美術館の隣にある知事公館にも立ち寄ってみた。

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 安田侃「意心帰」。

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 流政之「サキモリ2000」と「サキモリ2002」。

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 藤も咲いていた。

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 去年、一昨年と鹿児島国際大の皆さんにお世話になったので、村橋久成像もアップしておこう。

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 今日も暑い。

もう26インチではない

 娘も成長期が終わりつつあるので、自転車を購入した(この2年はクラブのレンタルを利用していた)。本当はロードバイクを買いたいところなのだけれど、レースに出るのでまずはMTB

 ところが、この自転車はエントリーモデルだというのに、車輪が27インチある。私の乗っている20年前のMTBは当時、標準だった26インチ。タイヤの空気圧も怪しかったため、一緒に走っても娘についていくのが大変なのだった。

 いろいろな意味で、時の流れを感じる。帰宅してから、まずはタイヤに空気を入れた(写真は自転車で立ち寄った中島公園)。

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初めての藻岩山トレイル

 藻岩山で初めてトレイルランをしようと出かけたのだけれど、そんなに強靭な体力はなく、登りはほとんど歩いた。

 高校生の時は衣笠山から大楠山へのコースを走っていたし、大学生の時は富士山を走って登っていたのだが、その経験の生きることはなく……藻岩山の登山道(スキー場コース)は登りが延々と続くので、走り初めて3分で意気阻喪。

 延々と続く登りの山道を過ぎると、ウサギ平に出る。ここまで来ると山頂は近い。

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 2.5キロを40分かけて頂上へ。せっかくなので展望台にも登った。記念写真の定番の札幌中心部。

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 こちらは私の暮らす札幌南部。札幌ドームはもちろん、札大ミュンヘン大橋、娘の通っていた小学校も確認できる。住宅地の中に湖沼のように広がる緑地は月寒公園や平岸霊園、天神山、西岡公園と札大の森、羊ヶ丘。

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 下りも転倒しないように気を付けると、グイグイ走るわけにもいかず、33分かかった。

オダマキと八重桜

 水曜日にロシア領事館にビザを取りに行き、それから故障したノートパソコンを引き取りに行った。

 疲れたので、イオンのカフェで一休み。

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 家の庭ではどこからか種が飛来したらしいオダマキが咲いているのだけれど、ロシア領事館の近くでもたくさん咲いていた。

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 大学では八重桜が咲いている。

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 通りの突き当りの中央棟から桜の木の方を見ると、こんな感じ。

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