金属バット

 昨日は晴れていたのだが、午後、雨になった。

 研究室の窓からは、野球場で試合が行われているのが見えた。金属バットの音が聞こえたので、軟式野球だろうか?どこのチームが試合をしていたのかは不明なのだが、左投手が投げ合ったり、四球をきっかけに長打で得点されたりしていた。

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 やがて雨が強くなり、ボールも見えなくなってしまった。

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 夕方には東の空に虹が出た。

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リュミエール!!

 去年の秋に公開されていた映画なので「今さら」なのだけれど、今日の授業で紹介するので……えてしてアメリカ中心になりがちな映画史の教科書では語られることのない、リュミエール兄弟のすごさが伝わる映画だった。

 繰り返し強調されているのはカメラの位置が良いことで、移動撮影も含めて目を見張る映像がたくさん残されていることがわかる。映画を発明したリュミエール兄弟だが、後に続く映画製作者のはるか先まで一気に進んでいたのだ。

youtu.be

 19世紀末のモスクワのトヴェルスカヤ通りやイギリスのサッカーの映像も、興味深かったな。

ロシア古典篇

 木村彰一訳「修道院長ダニイール『聖地巡禮記』より」を確認したくて、北大図書館に行きました。河出書房の世界文学全集古典篇27巻「ロシア古典篇」に収録されています。

 ほんの一部分だけの翻訳なのですが、昭和29年の本なので少し気持ちが高まります。しかも、木村先生が勤務されていた北大の図書館です。

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 しかし、ダニイールさんは十字軍の時代にキエフからエルサレムまで旅をしたわけで、改めて考えてみると、感慨深い。私なんか飛行機が飛んでいるのに、まだイスラエルに行ったことがない。行かなくては!!

残念な結末

 貴乃花の退職といい、『新潮45』の休刊といい、残念だ。それぞれの世界の頂点に立つ組織だというのに、どうしてこういうことになってしまうのか。

 貴乃花は年寄に降格させたのだから、それ以上、追い詰めなくても良かっただろう。『新潮45』も『正論』の真似をする必要はなかったし、LGBTを罵倒するにしても「生産性がない」でやめておけば、休刊にはならなかっただろう。

 「生産性がない」という発言も問題だし、だからこそそれなりの騒ぎになったわけだが、LGBTと痴漢(つまり犯罪)を同一視するのに比べたら、ショックが少ない。ソ連では同性愛が犯罪だった。今でもイスラム圏には、同性愛が死刑になる国があるという。新潮の雑誌部門には、こういうたとえの危うさに気づかない鈍感な編集者が多いのだろうか?

 あるいは、最近目立つスポーツ界のスキャンダル同様(大相撲もスポーツだな)、古い時代の約束事が今も通用すると過信したということだろうか?

 今回の事件のせいで、自分の人生の中に新潮社の占める大きさを再確認することにもなった。川端康成三島由紀夫安部公房大江健三郎村上春樹リルケカフカカミュドストエフスキー全集、ソルジェニーツィン……私たちの世代は、新潮社によって育てられたと言っても過言ではない。

 だが、今の若い人にとっては、新潮文庫よりも光文社古典新訳文庫の方が身近かもしれない。それに加えて、今回の事件だ。何かが終わったような悲しさが残る。

アルパカの赤ちゃん

 恵庭の「えこりん村」で地震の1週間後に、アルパカの赤ちゃんが生まれたというので、見に行った。この連休から一般公開になったのだ。

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 ところで、地震から20日近くになろうというのに、家に帰ったら震度3の余震がまたあった。

最後の1回

 今日は春学期卒業式でした。学長の式辞は「最後の一回だけ成功すればいい」というナイキの創業者フィル・ナイトの言葉についてのものでした。
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 授業は昨日から始まっています。