リサ・ラーソン展

 強風でキロロもテイネもクローズしてしまったので、家族の要望に応えて、芸術の森の「リサ・ラーソン展」に行ってきた。

f:id:kazuhisaiwamoto-su:20180503212945j:plain

 リサ・ラーソンのことは「おしゃれなデザイナー」くらいにしか思っていなかったのだが、たくさんの作品を一度に見ると、焼き物文化の伝統があって、シャガールが大好きだったりする日本人が、リサ・ラーソンの描くナイーヴな動物や陶器の質感を愛するというのは、とても自然なことに思えてくる。

ハリネズミを買う

 娘がずっとほしがっていたハリネズミを買った。中学校もストレスがたまるだろうから、心の癒しになってくれればいいと思う。

 中学校は想像以上に大変だ。まだ入学してひと月で、娘は楽しそうに登校しているのだが、親の私の方は気持ちが折れかかっている。

 スポーツや勉強が忙しいというのは当たり前のことなのだが、生徒会活動もかなり時間を取られるものであった。下校時刻も想像以上に遅い。同じ市内でも下校時刻がもっと早い中学校もあるようなのだが、どうなっているのだろう?

 北海道の高校入試は内申点の占める割合が異常に高い。しかも、私が子供だった頃と違い絶対評価で、定期テストの点数の他に日常の学習態度を加味することになっている(これは国の改革によるもので、全国どこでもそうらしい)。また、北海道の公立高校入試には裁量問題という難問が含まれていて、その難しさたるや共通1次の数学が満点だった私にも解けないほどである。

 先生の顔色をうかがいながら内申点を上げ、塾や模試に明け暮れて一流進学校に入学するというのが世間の求める路線のようなのだが、不毛なゴマすりや受験勉強に10代の貴重な時間を割くというのはちょっと悲しい。スキーの成績がもっと良ければ、強豪校にスポーツ推薦という選択もできるのだろうが、そういう世界にもまだまだ遠い。

 結局のところ、「真面目に努力していれば、誰か見ていてくれる人はいるでしょう」と目先の結果を求めずに日々の努力を重ねることになる。ペーパーテストの点取り競争や相対評価を排除すると、そういう大人の社会と同じ諦めの境地にたどり着いてしまうというのは、何だか皮肉だ。まあ、娘は昔の中学校を知らないので、私のような無力感には陥らず、今の中学生活をエンジョイしている。それだけが救いだ。f:id:kazuhisaiwamoto-su:20180502231406j:plain

f:id:kazuhisaiwamoto-su:20180503190403j:plain

森山大道ヴィンテージ

 ギャラリーカフェ「茶廊法邑」で、森山大道のヴィンテージプリント展を見た。

 北海道の連作だろうと勝手に思って見に行ったのだが、私の故郷の横須賀や逗子、それから東京の写真だった。

 「茶廊法邑」はコンクリートの外壁の向こうに倉庫のようなレンガ色の建物が見えるというモダンな外観ながら、入口までの通路が迷路のようにくねくねと曲がっていたり、細部に和風な部分もあったりして、なかなか面白い空間だった。

f:id:kazuhisaiwamoto-su:20180420231047j:plain

福よし 澄川店

 北大に赴任してきた安達君のミニ歓迎会を、昨日の夜、澄川駅前の「福よし」で開催した。

 美唄焼鳥の店である。8年前に美唄に行った時、もつの串をいきなり数十本頼んでは黙々と食べる地元の方の姿を見て驚いたことを思い出す。串から漂う炭の香りが心地良かった。

中央図書館復活

 去年の8月から工事休館していた札幌市中央図書館ですが、4月になってオープンしました。必要な本があったので、今日の午後、さっそく足を運びました。

 これで仕事がだいぶ楽になりました。

f:id:kazuhisaiwamoto-su:20180416213726j:plain