藻岩でコソ練

 3連休初日はまず藻岩山に。パトロールの検定種目を一通りおさらいしてみる。明日、明後日と養成講習の講師をせねばならぬのだ。

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 スキー場は天気が良かったのだが、夕方、北大図書館に行ったら、大雪に。しかし、少しは雪が降ってくれないと、スキー場の急斜面はブッシュだらけだからなあ。子供たちがかわいそうだ。

最後のジェダイ

 娘が首を痛めたというので、スキーの練習は休ませることにして、まずは病院に、それから映画『スターウォーズ/最後のジェダイ』に連れて行った。

 「最後のジェダイ」が予想を裏切るものであることはいろいろな記事で知っていたのだが、それらを読んだ上でもなお予想外の傑作だった。

 ネタバレと叱られないように慎重に書くと、1960~70年代のニューエイジ文化に対して、鬱陶しさや懐疑を表明した上で改めて受け継ごうという「大人の映画」で、しかも、それを子供にも伝えようとする意志を見せるものだった。

 ヨーダの教えに貫かれた「スターウォーズ」シリーズはファンにとっては教典のようなものだったのだが、それらの教義は観念的で胡散臭いものとして否定されてしまう。怒りや憎しみが肯定されてしまい、ダークサイドとライトサイドの対立が失効しかかっている。その上で、リアルな世界での倫理的実践がいかに可能になるのかが問われるのだが、その問いこそが未来への希望につながっていく。

 子供にはちと難しかったかもしらんが、子供と一緒に見たのは正解だったんじゃないかと思う。不完全なくせに握っている力だけは大きな大人たちが、トホホな戦いを繰り広げている映画だけれども、そこには確かに希望が残るからだ。

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 中だるみするという話も聞いていたのだが、そんなこともなかった。長すぎると思う人はきっと、オペラやクラシック映画(カビリアとかイントレランスとか)を見たりしないのだろう。反乱軍、レイア、ルークのそれぞれの戦いをじっくり描いた結果なのだから、3本立て上映を見るつもりで臨めばむしろ短く感じられると思うのだが、最近は名画座もなかなかないからなあ。

雑誌のオーラ

 大晦日になってようやく、『スキージャーナル』休刊のニュースを知った。広告記事の多い雑誌で、それなりに安定しているのだろうと思っていたから、仰天した。

 10年くらい前までは私も熱心な読者で、定期購読もしていた。ふと2004年12月号の目次を見てみたのだが、今でも心が躍る。木村公宣と上林卓司の対談、ワールドカップのレポート、指導員検定のポイント解説、ドラマ「ラストクリスマス」の制作秘話……でも、一番面白かったのはアイスランド紀行だな。

 いつしか『スキージャーナル』から、そういう興奮を感じることがなくなった。図書館でルーティンワークとして、飛ばし読みするだけになった。バックナンバーの目次をたどると、その分岐点は2010年だ。ある種のオーラ(アウラ)が消えて、実用的な技術解説ばかりが目立つようになってしまった。

 だから、紙のメディアの時代が終わった、というだけの話ではないように思う。

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 大晦日は夕方、オーンズに行った。急斜面を黙々と滑った。

 景色が良かった。石狩湾は波がなく、増毛連峰がはっきりと見えた。スキー場にはちゃんとオーラはあるのだ。

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オホーツクの夜明け

 オホーツク海に登る朝日がホテルの窓から見えた。

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 枝幸に行ったのは稚内スキー連盟のパトロール養成講習会のためで、つまり技術員の任期の関係上、私はまだ稚内スキー連盟所属なのである。

 もうスキー場は開いているのだが、今日は理論とロープと三角巾の講習をした。次回は約1週間後。また300キロ走って、枝幸に行く。

音威富士に寄り道

 休みに入ったのだが、明日は稚内スキー連盟の行事がある。
 前日の今日、札幌から道北に移動することにして、250キロ走った後、音威富士スキー場で滑った。稚内の浜ちゃんも電話で呼び出したら、来てくれた。
 稚内アルペンスポーツ少年団の小学生姉妹とそのお父さんにも、帰りがけに再会することができた。
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