ロシア/スポーツ/映画

先日の研究会で、ロシア出身のハリウッド監督アナトール・リトヴァクについての報告をしたら、司会の先生に「専門が何なのか、いよいよ分からない」と紹介されてしまいました(笑)。大学院時代の私の生活はロシア文学、映画、野球観戦の三本立てでその軸は未だにぶれていないのですが、ロシア文学も当時は1920年代限定だったのが、その後、19世紀や現代にも手を出してきたし、さらに「サハリン」みたいなローカルなテーマも抱えることになったので、中華もフレンチも出す怪しいレストランみたいになっているかもしれません。
 昨日の授業は1校時がロシアの現代作家スラヴニコヴァの「チェレパノヴァの姉妹」の講読(ロシア語専攻)で、2校時の1年生ゼミ(スポーツ文化専攻)のテクストに選んだのが原田宗彦『スポーツ都市戦略』で、3校時には10月に某所で行う報告のためにサハリンを舞台にした社会主義リアリズム小説『こちらはもう朝だ』を図書館で借り、5校時は表象文化論の授業(現代教養・異文化コミュニケーション専攻)でエジソンリュミエールによる初期映画を見ました。さすがに盛りだくさんすぎる1日だったので、帰宅するなりジョギングもできずに寝込んでしまったのですが、今学期はこういう日があと14週、続くのですね。鍛えられるなあ。阿修羅像でも買ってみようか?
 でも、今の札幌大学の長所はやはり学際性だと思うので、フルスロットルで頑張ります。