金のスプーン

 札幌第一高校の近くのパンケーキ屋「金のスプーン」に行きたいと娘が言うから、夕方に連れていった。
 ただ、この店、ちょっと高いんだ。パンケーキひとつが1000円以上するんだよね。だから、娘はパンケーキとココア、私はコーヒーのみ。そんなわけで、味はわからなかったのだが、娘は残さずに食べていたから、きっとおいしかったのだと思う。
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 ところで、パンケーキ屋って何なのさ、と思ったのだが、どうやら都会では2010年頃にパンケーキ・ブームがあったらしい。この春まで田舎にいたから、ぜんぜん知らなかった。こうなるともう、浦島太郎みたいなものだな。
 

新任教員紹介

 札幌大学では先週の土曜日にオープンキャンパスがあって、それに合わせてだろう、来年の受験生のための新しい入学案内も刊行されたのだけれど、そこに「新施設紹介」と並べて「新任教員紹介」というコーナーがあって、私も顔写真入りでアンケートに答えている。

 新施設は図書館1階の「学生立志テラス」と6号館の「子育てサロン」で、文部科学省の「私立大学等改革総合支援事業」(「私立大学等教育研究活性化設備整備事業」)の一環らしい。新しい事業には国の予算が付くということなのかな?

 さて、「新任教員紹介」なのだが、他の教員の回答と私の回答が少しずれていて、いささか落ち着きが悪い(他の方々の回答は「学生」との交流や、「自由」で「多様」な学びを主題としたものが多い)。また、指定の字数の範囲でアンケートに答えたので、真意が伝わりづらいものになってしまったかもしれない。

 「抱負」のところに「高齢化時代の都市活性化のためにも、魅力ある大学作りに貢献したい」と書いたのだけれど、札幌は人口が増えているとはいっても、それは高齢者の流入が多いからなのだ。若者の流入を増やすためには魅力ある大学が増えることが必要だし(福岡はこの点でうまく行っているように見える)、またそういう大学が町の文化を支えることはシニア世代の生活を豊かにすることにもつながるはずである。

 「改革を続ける札幌大学の印象」という設問には、「かつては経済や外国語など実学中心の大学、あるいはスポーツの盛んな大学というイメージでしたが、実際は考古学や歴史学アイヌ文化やロシア文化など北方圏の文化研究の盛んな、道内では貴重な存在であると思います」と答えているのだが、道内の人文系の大学というのは英文や国文や心理といった伝統的な専攻で構成された、保守的な雰囲気のところが多いのである。ところが札幌大学は1997年代に文化学部ができてから文化研究的な志向が強まっていて、他大学にないそうした部分が今後の大学のイメージ形成や発展のための基礎となりうるはずなのだけれど、そんな認識が大学の外側で広く共有されているとは思えない。

 大衆的な大学や地方の大学は実学志向に転ずるべきだ、というのが国の方針ではある。ただ、北海道の高校生は実学志向のようでありながら、観光や情報や福祉といった新しい世の中に対応した学科が大きな人気を得ているというわけでもなさそうで、つまりは昔ながらの発想から脱却できていないだけなのではないか、という気もする。実学でも教養でも、社会や人生を豊かにすることにつながればいい。

 ところで、写真撮影では温和な顔を作るのに苦労したのだが、写真を見た娘には「こんな顔をしているところは見たことない」と呆れられた。

ケセラセラ

 先週から保険のセールスのおじさんが研究室にいらっしゃるのだけれど、人生観というか世界認識があまりにも違うので、ちょっと疲れた。いや、おじさんにも申し訳なく思う。
 「娘さんを中高一貫校に入れたいと思ったら、お金がかかりますよね」と言われても、無理して私学に入れようと思わないからなあ。30年後の介護の話をされても、そんな先には世界がイスラム国に征服されているかもしれないし、北朝鮮の核ミサイルで札幌が焦土になっているかもしれない。
 だいたい、明日の午前中は授業で革命詩(ブローク「12」とベールイ「キリストは甦りたまいぬ」)を読むのである。午後の授業ではトルストイ「セルギイ神父」を読んで、人生の終わりには放浪の旅に出よう、と思うはずなのである。そんな終末気分なのだから、型通りの生命保険の話をされても、心に響かないのである。本当に申し訳ない。

10キロ60分

 スキーに行かなくてもいい週末なので、家の片づけをしなければならないのだけれど、いろいろな雑用で時間が取られる。
 そんな中、昨日は夕方に10キロ走ったのだが、3回目にして、ようやく1時間を切ることができた。これまでは62分かかっていた。しばらくはこのペースを維持しよう。
 今日は雨なので、ジョギングはお休み!!
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 娘は新チームに来季の目標を出さねばならず、それは過去のデータ的に達成が難しいんじゃないのかな、という内容を書いていた。現実的なものに書き換えさせることもできたが、我慢してそのままにさせておいた。もっとも、「もう少し低い目標でもいいんじゃないか」とひとこと言ってはみたのだが、それでも断固として変えようとはしなかったので、好きにすればいい。
 それにしても、日本中の高校球児が全員、「甲子園出場を目指します」と言わねばならない風潮って、どういうものなのか?甲子園の春夏連覇を目指す高校もあれば、県大会ベスト8を目指す高校も、地区予選での1勝を目指す高校もあるというのが現実だろう。どの目標でも、達成できれば立派なものだろう。甲子園に出なければ野球選手として失格、みたいな発想って、ちょっとおかしいんじゃないか?
 あ、そうだ、OBの前では「何がなんでも箱根を目指します」と言わなければならないのが嫌で、私は大学の陸上部をやめたんだった(笑) 今は「国公立大学以外は大学にあらず、という発想はいやだなあ」と思いながら、私大で働いているわけだが……あの時の陸上部の先輩や後輩は国会議員になったり、国公立大学の教員になっていたりするんだよなあ。
 まあ、うちの子は私と違って社会的協調性がありそうなので、私とは違う人生を歩むことだろう。

図書館まで5分

 昨日は授業のない日だったのだが、3つくらいの大学とやり取りをしてバタバタしているうちに、夜になってしまった。7時頃から、薄暗い中をジョギングした。
 仕事の中身のうち公にできるのは、火曜日の講義に必要な資料を大学図書館で借りたことくらいか?
 そうそう、大学まで車で5分くらいのところに住んでいるので、理想的な環境と言える。すぐに大学図書館に着く。町の中心にある北大や東大であれば隣接するマンションにでも住まない限り、そんな芸当はできないはずだ。
 問題は受験生の人気が町の中心の大学のようにはないことで、恐らくこれは全国の郊外の大学に共通する悩みだろう。勉強するには、申し分ない環境なのになあ。

新しいランニングコース

 ゴールデンウィークも終わり、オフトレの時期になった。今年は娘が親の付き添いなしでチーム練習に行ってしまうので、昨日は私1人で10キロ走った。澄川6丁目の坂を登り、五輪通りを真駒内公園まで下る。起伏があるので、それなりにきつい。
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 このブログには書いていなかったが、5月初めからテレビが見られるようになった。ガレージの修理も道筋が見えてきた。
 今日は理髪店を探して、引っ越してきて以来、初めてとなる散髪に行った。それだけの時間が経ったというのに、自宅は片付かないままなのだが、少しずつでも作業を続けていれば、いつか終わるはずだ。服を入れるケースが届いたので、私と娘の服をようやく段ボールから出せるようになった。