ピクニックコンサート

 両親や妹や姪や娘を連れて、PMFのピクニックコンサートに行った。

 午前中はルスツで北海道スキー連盟の研修会があったので、最初の方は聞くことができなかったのだけれど、それでももう十分すぎるくらいの長い時間、音楽漬けになることができた。

 ゲルギエフはやっぱりリズムや音作りが上手だね。

あの方も卒業生

 ルスツで道連の夏季研修会。
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 パトロール技術員の大先輩のあの方も、札幌大学のOBなのだそうだ。
 お叱りを受けぬぬよう、頑張らないといけませんな。
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 森信之さんの講演では、「諸外国では数十年にわたってスキー人口が安定しているのに、日本だけが大幅に減少した」という指摘が印象に残った。
 札幌には市内にスキー場がたくさんあるし、東京だってわずか1時間半、新幹線に乗るだけでガーラに行けるし、スキー場へのアクセスは世界でも良い方だと思うんだけどなあ。何とかならんかなあ。

2017道新・UHB花火大会

 夏休みなので両親と妹と姪が札幌にやってきた。ちょうど豊平川の花火大会の日だったので、皆で幌平橋まで見に行った。

 出張続きでクタクタだったのだけれど、せっかく札幌に引っ越してきたのだから、札幌名物の花火に娘を連れて行ってやりたかったし、遠くに住んでいる高齢の両親を連れて花火に行くなんて機会も、そうそうあるものではないからね。

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 それにしても、夜空一面に花火が広がるのは、なかなかの見ものだった。

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(Geo)political aspects of the post-Soviet Russian-language speculative fiction

 朝の飛行機で札幌に戻り、午後はススロフさんのレクチャーをまた聞くために、北大のスラブ・ユーラシア研究センターに行った。

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 現代ロシアのSF作家と国にサポートされたシンクタンクとのつながりや、ロシア正教とSF作家の関係といった内容で、ロシア文学会北海道支部での講演と重なる話でもあった。

 しかし、SF的想像力とミリタリズムの結合というのは現代日本ではどうなっているのだろうかと思うと、頭に浮かぶのが「艦これ」や「ガルパン」だったりするわけで、何というか「予想の斜め上」を突っ走っているクールジャパンと比べると、反欧米のロシアSFというのがしごくまっとうにさえ、思えてしまうのである。

金魚坂

 博士論文の公開審査をするため、東大に行った。
 提出された論文のテーマの関係で遠くから呼ばれたわけだが、後進の育成にわずかでも関われたということになるのだろう。貴重な経験をさせてもらった。
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 審査の後、金魚坂というカフェで、出席されていた方々との夕食会があった。
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 金魚屋さんに併設された店で、入り口には金魚の水槽が並んでいる。
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根を下ろすトルストイ

 学期末も近づいていて、トルストイ「セルギイ神父」の講読の授業も今日でおしまい。

 トルストイの回りくどい文章は学生の実力からすると難しすぎた、というのが反省点だが、やはりこのくらいの強度のある小説でないと学生の心を打つことは難しいだろう。履修者の反応はさまざまだったが、いずれにしてもこの小説が彼らの想定していた水準を凌駕していたことは間違いない。

 「神の道」を問うこの小説が現代日本でアクチュアリティを持つのか、という問題提起をした学生もいて、いやいや、グローバリズム化の中でむしろトルストイは輝きを増しているのではないか、という議論にもなったので、本当に良かった。

 そんな議論の中で改めて思ったのだが、清貧や非暴力といったトルストイの考えはキリスト教だけでなく仏教にも通じるところがあって、もう私たちの文化の基礎に組み込まれているように思う。トルストイを読まない人でも、その心の中には初めからトルストイが住んでいるのだ。

6:25発

 授業に間に合うようにと、羽田を6時25分に出る飛行機を予約した。

 泉岳寺のホテルに泊まったのだけれど、余裕を持って空港に到着するためには5時23分発の京急に乗らねばならない……ということは、4時起きだ!! 何だか、スキーの大会に行くみたいだ。

 最後の荷造りにもたついてしまい、ホテルからホームまで走ることになったのだが、京急には無事に乗車することができた。新千歳空港に到着したのは8時頃で、大学に直接向かうバスが出るまでには50分も時間があったので、JRと地下鉄を乗り継いで一旦、家に戻り、車で出勤した。バスよりも早く大学に着いたはずだ。

 しかし、これなら飛行機通勤とかできそうだな。予備校の人気講師の人は、こういう移動をしているのだろうな。