ロシアと日本におけるアントン・チェーホフの『サハリン島』
昨日はサハリン大学のエレーナ・イコンニコヴァさんに札幌大学にお越しいただき、学生のために「ロシアと日本におけるアントン・チェーホフの『サハリン島』」という講演をしていただいた。
9月のサハリン大研修の時の記念Tシャツを着ての講演で、研修に参加した日本の学生たちも先生に付き合ってTシャツを着ることに……私も着たよ。
大学(ユニヴァーシティ)というのは全世界(ユニヴァース)への窓口なのだから、こうやって外部の人がやってきてくれて、風通しが良くなるというのはありがたいことだと思う。札幌大とサハリン大の距離は400キロ、チェーホフが旅したモスクワとサハリンの距離は1万キロ。世界は大きいけれどつながっている。
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エレーナさんは明日、東大で報告をする予定なのだが、そこでは私もチャコフスキーの社会主義リアリズム小説の中のチェーホフ『サハリン島』の引用について報告をすることになっている。
報告のためのロシア語原稿を、ようやく今、書き終えることができた。