最初の夜から

 学生と一緒にサハリン大に来た。
 寮に荷物を置いた後の夜11時頃、スーパーに夕食を買いに行ったら、「助けて」(パマギーチェ)と叫んで夫から逃げてくる中年女性が。車を止めようと道路に走り出て、やがて路肩に倒れてしまったのだが、麻薬でもやっていたのだろうか? 彼女は心配して停まった車に無理矢理乗り込んで、去っていった。
 帰路には横断歩道で信号待ちをしていると、「規則は破ろう」(ナルシャーエム・プラーヴィラ)と我々に大声で語りかけながら、赤信号の横断歩道を渡ってくるおじさんが。海外旅行初体験の学生もいるというのに、やはりロシアは強烈だなあ。ロシアに何度も来ている私でも、こういう経験はあまりないのだが。
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