ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

 タランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を見る。

 誰が殺されるかわかっているが、それがいつなのかわからない、というところにサスペンスが生じるというのがヒッチコックの理論だったはずで、その意味ではシャロン・テート殺しを扱ったこの映画は、誰が殺されるのかも、いつ殺されるのかも観客にはわかっているのだが、「ちょっと良い話」として終わることは最後まで見ないとわからない。

 まさかの結末なのだが、映画ってこういうものだよな、とも思わされる。
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