ブリタニカ国際年鑑2019

 2018年の現代ロシア文学の動向について、2019年度版の『ブリタニカ国際年鑑』に記事を執筆した。

 岩本和久「ロシア文学」『ブリタニカ国際年鑑』ブリタニカ・ジャパン、2019年、236-238頁。

 主な内容はロシア・ブッカー賞の中断、それからマリヤ・ステパーノヴァ『記憶の記憶』とオリガ・スラヴニコヴァ『走り幅跳び』。

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 『ブリタニカ国際年鑑』の英語版はヴァレリー・シュビンスキーによる優れた評論を掲載していて、その翻訳を私が数年間、担当していたのだが、昨年から英語版が刊行されなくなってしまった。インターネット時代への対応だと思われる。

 ところが、日本語版は刊行が続いていて(日本の図書館では「紙の文化」が続いているということだろう)、私が自分で記事を書くことになってしまった。シュビンスキーの後を受けるのは荷が重いのだが、頑張らなくては。