働き蟻の法則

 気温が上がって、雨になった。町が白く見える。

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 4割の働き蟻は普段、休んでいて、働き者の蟻を排除すると、この休んでいた蟻が働き始めるのだという。人間もそんなところがあって、真面目な学生が欠席すると、普段、居眠りしていた学生が、真剣に授業に参加してきたりする。

 授業を聞くと自分の利益になるという経済的な原理はそこにはなく、場を成り立たせるために行動が選択されている。授業が知識伝達の場ではなく、ある種の儀礼になってしまっているわけなのだが、それが自然の摂理だとすると抗うのも難しい。