タレルキンの死
ロシア文学史の授業だが、スホヴォ=コブィリン「タレルキンの死」まで来た。
札大の図書館には「タレルキンの死」の翻訳があるので、借りだして学生に紹介したのだが、ちょっと珍しい本のようだ。CiNii Booksで検索しても、8件しかヒットしない。北大にも東大にも外大にも早稲田にもなさそうだ。
『吼えろ支那 メイエルホリド座上演台本集』大隅俊雄編訳、世界の動き社、1930年。トレチャコフ「吼えろ支那」、スホヴォ=コブィリン「タレルキンの死」、レオーノフ「穴熊」が収録されている。おそらく山口昌男先生が購入されたのではないかと思う。「宮西蔵書」の印が押されているので、最初の所有者も調べれば分かるかもしれない。