日露演劇交流史の一事例

 もう一昨日のことだが、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターで開催された、北海道スラブ研究会に出席した。

 同センター非常勤研究員の伊藤愉氏による「日露演劇交流史の一事例―ロシアから日本、日本からロシア―」と題した報告があったのだが、メイエルホリドの周辺の日露交流の話だった。具体的には日本を訪問したガウズネルと杉本良吉の交流、それからメイエルホリド工房での佐野碩の活動について紹介された。

 メイエルホリド工房の写真には、心理学者のアレクサンドル・ルリヤらしき人物も写っていた。演劇部だという女子高校生が、熱心に質問をしていたのも印象的だった。

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