中央ユーラシア出土品から見た古代の染織文化

 北海道スラブ研究会があったので、北大のスラブ・ユーラシア研究センターに出かけた。

 センターの非常勤研究員の村上智見さんによる「中央ユーラシア出土品から見た古代の染織文化」という報告を聞いた。モンゴルやウズベキスタン、ロシアのコーカサス地方から出土した正倉院の宝物と同じか、それより古い絹織物について、文様や織り方を比較した研究で、三蔵法師の『大唐西域記』も時々参照される。

 1000年以上前のシルクロードを想像しながら、楽しく拝聴することができた。