ロモノーソフからのメリエス

 昨日は2講時にロモノーソフの「神の偉大さについての夕べの瞑想」を読んだのだが、受講者が6人で1連ずつ読んで、6連終わったところで時間切れになった。残りの2連は来週に持ち越し。来週はデルジャーヴィンの「記念碑」も読む。本当は「滝」を読みたいのだが、あれは長い。

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 午後は出張関係の書類を作ったりしているうちに過ぎ、夜は明日の授業の準備。レイノーとメリエスの話をする。

 『魔術師メリエス』を読み直したのだが、泣けるほど良い本だなと改めて思う。メリエスの映画はもちろん、レイノーとかリュミエールを見ている今だからこそ、そんなふうに思うのかもしれないのだが。

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 ロシア詩の授業と映画史の授業はどちらも週に2度ずつあるので、冬までの時間はもっぱら、こうした活動と共に過ぎるのだろう。めまいのしそうな密度だが、こういう幸せな時間をいつまでも続けられるほど世の中は甘くないはずなので、最初で最後のつもりで取り組んでいこう。