道立文学館、そして道立図書館へ

 火曜日の昼休みに偶然、工藤孝史先生とばったり会った。研究室は同じ棟なのだが、なかなかお会いする機会がない。もう半年遅れだが、挨拶ができて良かった。

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 授業の後、来月のイヴェントの関係で道立文学館に行く。理事長の工藤正廣先生もちょうどいらしていて、やはり半年遅れのご挨拶をすることになったのだが、いや、挨拶できて本当に良かったです。

 学芸員の方にもご挨拶をした後、開催中の「チェーホフ展」も見せていただいた。日本の樺太文学の展示が想像以上に多かったのだが、こういう機会を通じて、北海道とサハリンが意識の中で連続したものになると良いのだろうね。

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 道立文学館の後は、道立図書館に行った。必要な本がなぜだか、札大にも北大にも札幌市図書館にもなかったのだ。道立図書館は江別にあるので、中島公園の道立文学館からはやや遠い。閉館時間に間に合いそうになかったので、高速道路に乗った。閉館15分前だったが、書庫の本を出してもらえた。閉館10分前に請求している人は渋い対応をされていたので、本当にギリギリだった。

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 水曜日は、とある書評原稿を書いていた。

 短い原稿なのだが筆が進まず、書き終えたら夜中になっていた。それから、木曜日の授業の予習をする。ロモノーソフの「神の偉大さについての夕べの瞑想」を読むのである。ロモノーソフを授業で堂々と読める大学が今の日本にいくつあるかと思うと、身の引き締まる思いもする。