ソーネチカの黄金の手
今日の午後はサハリン州郷土博物館とチェーホフ『サハリン島』博物館のはしご。2つの博物館で続けて通訳をするのは、なかなかハードだった。こういう仕事を毎日しているプロの通訳の方は本島にすごいなあと尊敬します。通訳というのは反射神経とか敏捷性が勝負なので、どんどん速くなる話者のスピードに対応できなかった時は長距離走で遅れていくランナーの気持ちになるし、聞き取りづらい話し方をする人が現れた時には別次元の強敵が現れたような絶望的な気分にさせられる。
勉強になったこともあって、「黄金の手ソーネチカ」(ソーネチカ・ゾロタヤ・ルーチカ)というサハリンに流刑にされた女詐欺師がロシアでは人気らしいのである。10年ほど前にテレビドラマになっているようなので、その影響もあるのだろう。