壇之浦から北九州へ
お盆休みに妻の実家に来たのだが、娘も小6で日本史の授業を受けているので、教科書や資料集に出てくる場所に連れていくことにした。修学旅行みたいな話なのだが、中学受験に備えて夏期講習に通っている子も多いのだろうから、実地見学くらいしても良かろう。
まずは壇之浦。平家の最後の地である。安徳天皇を祀る赤間神宮が海辺にあるのだが、ここは耳なし芳一伝説の舞台でもある。
関門トンネルを抜けて、門司港で昼食を取ることにした。暑い中、瓦そばというのも、と思ったのだが、いつの間にか焼きカレーというのが門司の看板商品になっていた。夏にはピッタリだ。
跳ね橋が上がるのを、税関の2階から眺めた。
門司の後は小倉城。北海道にいると、城を見る機会もあまりない。石垣だけでも記憶に残してほしい。
最後は世界遺産の八幡製鉄所。展望スペースは離れた場所にあるというので、あまり期待していなかったのだが、線路の向こうにレンガ作りの社屋を望む近代の産業そのものという風景で、とても詩情にあふれていた。