朝の飛行機で札幌に戻り、午後はススロフさんのレクチャーをまた聞くために、北大のスラブ・ユーラシア研究センターに行った。
現代ロシアのSF作家と国にサポートされたシンクタンクとのつながりや、ロシア正教とSF作家の関係といった内容で、ロシア文学会北海道支部での講演と重なる話でもあった。
しかし、SF的想像力とミリタリズムの結合というのは現代日本ではどうなっているのだろうかと思うと、頭に浮かぶのが「艦これ」や「ガルパン」だったりするわけで、何というか「予想の斜め上」を突っ走っているクールジャパンと比べると、反欧米のロシアSFというのがしごくまっとうにさえ、思えてしまうのである。