クロスオーバー

 苫小牧市美術博物館に「クロスオーバー」展を見に行く。胆振日高の現代作家を紹介した展覧会。

 苫小牧市美術博物館というのは、自然や歴史の博物館の建物の一部をアートの展示スペースにしたものだった。

 

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 生物と非生物、固体と液体の境界を漂うような千代明の作品群に始まり、北海道のありきたりな風景の美しさがリズミカルな運動の中で際立つ佐竹真紀の映像作品「Pivot」、苫小牧の古い記録映像に音楽を重ねた中坪淳彦「都市の記憶」、ナイーヴなイメージと未来的な、あるいは宇宙的な風景が交錯した加藤宏貴の絵画、そして松井紫朗「手に取る宇宙」と、個性のはっきりした印象的な作家が並んでいた。

 中庭の松井紫朗「channel」だけは、写真を撮ることができた。パイプを通して「アチラ」の音を聞くというもの。

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 美術博物館は公園の中にあり、同じ公園の中には図書館もあるのだが、面白いことにこの図書館には植物園が併設されている。植物園は2階建てで、2階が回廊になっている。

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 植物園の1階にはカフェがあり、名前は何と「サマルカンド」……といっても、ウズベク料理が出てくるわけではない。

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 王子製紙の工場煙突は苫小牧の象徴とも言えるものだが、この煙突を背景とした市内の風景写真を次々と並べることで、風景が煙突を軸に回転していくように見えるという「Pivot」が面白かったので、帰り道に王子製紙の工場に寄ってみた。

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