大原美術館展II

 土曜日の娘は午前中、スキーのオフトレ、午後はピアノ店で試弾というスケジュールだったのだが、その合間に北海道立近代美術館の「大原美術館展II」に行ってきた。

 藤田嗣治とか岸田劉生とか見せておきたかったんだよね。梅原龍三郎とか棟方志功なんかも来ていたな。私の実家のような大衆的な家でも、昔はそういう絵の写真がどこかに転がっていたものなのだけれども、最近は自分から動かないと見ることができない。インターネットの普及で、情報の流通が変わったのだろうか?

 個人的にはシャイム・スーティン(ロシア語ではハイム・スーチン)の「吊るされた鴨」が印象的だった。背景に暗い緑色が流れる中に、鴨の屍の白い翼が浮かび上がっている絵。リトアニアからフランスに渡ったユダヤ人だという。心の揺れが伝わってくる。

 この人の絵は何度か見ているはずなのだけれど、これまであまり興味を惹かれたことがなかった。今日からは自分にとって、大事な画家になるはずだ。まあ、出会いというのはあるんですよ。

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