野町さんのパーティー

 日曜日は運動会だったのだが、断続的に雨が降った。娘の出る小6の競技の時にいつも雨が激しくなったのだが、これは低学年の子をいたわる神様の配慮だったのだろうか? ヴィデオを撮る私は、ずぶ濡れになってしまったのだが。

 雨がやむ気配がなかったので運動会は前半だけで終了となり、後半は水曜日に持ち越しとなった。まさか2日がかりになるとは……。

 冷え切って悪寒がしたので家で布団に入り、それから北大スラブ・ユーラシア研究センターの野町さんの日本学術振興会賞と学士院学術奨励賞の受賞記念パーティーに行く。体調が悪く、なかなか起き上がれなかったので、10分ほど遅刻してしまった。部屋に入った時は、サハリンから戻った恩師が乾杯の挨拶をしているところだった。大顰蹙だ。こんなふうに私はいつもついていない(笑)。

 しかし、アカデミックな気概に満ちたパーティーであった。気鋭の研究者たちが切磋琢磨しているスラ研はいよいよ雲の上の世界になってしまったように思えるのだが、旧帝国大学の文学部もスタッフが大幅に縮小されたり、イヴェント運営に追われたりしている今、誠実な学術研究の最後の砦なのかもしれない。スラ研の人たちからすると私などは「ああ、地方の私大に骨を埋めるんだな。もう終わった人だな」と見えるのだろうが、まあ、体調を整えながらボツボツと本を読んでいこう。

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