SING

 娘が見たいというので、昨日の夜、映画「SING」に連れて行った。

 春休み中という約束だったのだが、引っ越しでバタバタして行けなかった。学校は始まってしまったが、ちょうどレースも終わったところなので、区切りとしては良かったのではないだろうか?

 子供だましのアニメという感じの始まりだったのだが、後半は面白かった。町を見下ろす丘の上の劇場という「風景」も良いし、父親が必死に働いた結果の遺産を食い潰してしまったという絶望感などはむしろ大人の方が胸に響くのではないだろうか?

 そして、有名な曲ばかりでずるいとも思うのだけれど、やはり良い歌というのは良いものなのである。

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 ところで、私は駐車券をなくしてしまって、ドキドキしながらの鑑賞であった。劇場の資金がなくなってドキドキする主人公に、自分の不安が重なる。勇気を出そうと励ましあう登場人物たちから、勇気をもらったりもして……結末はというと、実は駐車券を無料にしてもらう手続きをチケット売り場でした時に、受け取るのを忘れていたのだった。割引券の類が多すぎて、従業員の人も私も混乱してしまったのだね。だから、チケット売り場にきちんとありました。