木下大サーカス

夏休みの最終日の日曜日に、家族で木下大サーカスを見に行った。 娘も小6なので、家族でサーカスを見るのはこれが最後の機会かもしれない。私にしてもモスクワでもルスツでもサーカスの横を通るばかりで、仕事や用事に追われて中に入る機会は一度も持てずに…

朝の客

今の家に引っ越してきてからまだ半年も経っていないので、四季の移り変わりと共に何が起きるのかが、予期できずにいる。 初夏の夜に鳴くエゾセンニュウの声は、我が家の室内でも聞けることがわかった。これはうれしかった。あの鳥はスズメやカラスと違って、…

サツエキBRIDGE

昨日の夕方、スキー関係者との飲み会があって、サツエキBRIDGEという建物にあるという居酒屋を目指した。 地下鉄を降りてから、どこの建物だろうと探したら、昔のヨドバシカメラですな。今はスポーツ館やツタヤが入っているのだけれど、私は札幌に引っ越して…

ルースキイ・ミールの展開

名古屋外国語大学の科研費補助事業の研究会が、札幌大学で開催されます。ロシアの亡命文化をテーマにした研究プロジェクトです。関心をお持ちの方のご来場を、お待ちしております。 *** 科学研究費助成事業・基盤研究(C)「ルースキイ・ミールー文化共生のダ…

「田舎をおそれる」まで

7月の初めに前橋で学会があったのだが、萩原朔太郎と前橋城についてコラムを書いた。 岩本和久「『田舎をおそれる』まで」『北海道新聞』2017年8月10日夕刊、5面。 前橋城というのは再建されてすぐに明治維新で壊されたという、なんだか残念な城なのだ。 そ…

北海道@モスクワ

稚内北星学園大学を卒業後、札幌大学の大学院に入学して、今はモスクワで働いている大畑君が、北海道新聞の「北海道@モスクワ」というコーナーで写真入りで紹介されていた。 北海道に住んでいた時に出会った人たちが、記事を読んでくれるといいね。 *** 娘は…

お盆にヴィザを

お盆休みなのだけれど、大学に出勤して、それから領事館に行って、ヴィザを受領してきた。 やらなければならない細々した仕事がたくさんあるので、毎日、少しずつ片づけないと……。 子供の夏休みももうすぐ終わるのだけれど、宿題のチェックもあり……親が手を…

未来の学校

お盆休みの旅の合間に、トニー・ワグナー『未来の学校』(玉川大学出版部)を読んでいた。 ちょっと微妙な本で、簡潔にまとめると「高校の授業では知識の詰め込みではなく《生き残るためのスキル》を」、「教育成果を挙げられない教員は退場すべき」という日…

雨の吉野ヶ里

娘を連れて、吉野ヶ里遺跡に行った。 炎天下を歩くつもりだったのだが、雨の中の見学になった。駅から公園までの、田んぼの中の道にはカエルがたくさんいた。 娘が土笛作り体験をしたいというので、参加した。楽しんでいたようなので、ほっとした。 復元家屋…

百道・西新歴史散歩

娘と2人で百道から西新まで散歩した。 まずは西新のフィッツ・カフェでランチ。ニューヨークをイメージした店のようだ。 西新からは、バスで福岡タワーへ。 福岡市内が一望できる。 金印の出た志賀島を確認したり、海を見て元寇襲来にも思いを馳せたりしたと…

よかとこコース

九州2日目は長崎を目指す。 長崎はいろんな観光スポットが港周辺にまとまっているのだが、実を言うと、これまでうまく回れたことがない。いつもやたらと歩かされて、クタクタになるのである。 そんなわけで今回は観光バスに乗ることにした。 ### 平和公園に…

壇之浦から北九州へ

お盆休みに妻の実家に来たのだが、娘も小6で日本史の授業を受けているので、教科書や資料集に出てくる場所に連れていくことにした。修学旅行みたいな話なのだが、中学受験に備えて夏期講習に通っている子も多いのだろうから、実地見学くらいしても良かろう。…

夏休み!!

今日が締め切りだった原稿を書き上げたのが、今朝の3時。午後ずっと推敲して、夜、編集の方にお送りした。 12000字の原稿を4日で仕上げるというのは、仕事が早いのか遅いのかわからないのだけれど、風呂にも入らずに頑張ったことは間違いない。 これで明日か…

米原万里ブックガイド

KAWADE夢ムックの『米原万里』がこのほど刊行されたのですが、ブックガイドの一部を執筆しております。 赤塚若樹、岩本和久、亀澤美由紀、福田浩之「米原万里ブックガイド」『文藝別冊 米原万里』河出書房新社、2017年、226-241頁。 米原さんの本はこれまで…

8月の並木道

札幌大学は北海道大学に比べたら敷地は狭いのだけれど、構内ではいろいろな風景を見ることができる。こんな緑の並木道もある。 この春にStoveという「子育てサロン」ができ、今日は「夏休み工作会~オリジナルランプを作ろう」というイヴェントが開催されて…

8年ぶりのロシア領事館

学生と自分のヴィザ申請のために、ロシア総領事館に行った。たぶん8年ぶり。 以前と変わっていない風景なのだが、窓口を示す電光掲示板が設置されていて、ちょっと驚いた。 それにしても、札幌の領事館にヴィザ申請して、サハリンに行くというのが、自分の宿…

磯切そば更科

家の近くの住宅街の中にある蕎麦屋さんが、引っ越してきてからずっと気になっていたのですが、日曜日の昼に娘を連れて覗いてみました。前に乗ったタクシーの運転手さんが「おいしい」と言っていたので、きっとおいしいに違いないと思って。 小さなお店で、垢…

京都におけるファンタスチカ

「ロシアにおけるファンタスチカ、ファンタスチカにおけるロシア」という研究会を京都大学で開催した。 30人もの方々にお越しいただいた。AES+Fについて報告しながら、ソ連映画「楽天的な悲劇」(これは日本ではあまり知られていないが、ジェンダーや戦争に…

牛吉

娘も夏休みなので、家の近くの「牛吉」に連れて行った。 ハンバーグの店なのだが、けっこう人気らしい。 ハンバーグがおいしいから人気なのだろうと思っていたのだが、タマネギやニンジンやジャガイモといった添え物の野菜が予想外においしくて、驚いた。口…

せっせと

娘のスキーチームの練習が早朝からあるので、早起きして娘を送り出し、それから仕事。土曜日の発表原稿をせっせと書く。家でも研究室でもとにかく書く。 この仕事が終わったら、すぐに次の原稿を書き始めなければならない。

ぽっかり

昨日で前期の授業を終えた。 学生には単純なことを伝えた方が、心に残るのではないかと思う。昨日の授業では1年生の前期の授業を終えようとしている学生たちに、「勉強というのは役に立つ(かどうかわからない)知識を詰め込むことではなく、新しいことがで…

ピクニックコンサート

両親や妹や姪や娘を連れて、PMFのピクニックコンサートに行った。 午前中はルスツで北海道スキー連盟の研修会があったので、最初の方は聞くことができなかったのだけれど、それでももう十分すぎるくらいの長い時間、音楽漬けになることができた。 ゲルギエフ…

あの方も卒業生

ルスツで道連の夏季研修会。 パトロール技術員の大先輩のあの方も、札幌大学のOBなのだそうだ。 お叱りを受けぬぬよう、頑張らないといけませんな。 *** 森信之さんの講演では、「諸外国では数十年にわたってスキー人口が安定しているのに、日本だけが大幅に…

2017道新・UHB花火大会

夏休みなので両親と妹と姪が札幌にやってきた。ちょうど豊平川の花火大会の日だったので、皆で幌平橋まで見に行った。 出張続きでクタクタだったのだけれど、せっかく札幌に引っ越してきたのだから、札幌名物の花火に娘を連れて行ってやりたかったし、遠くに…

(Geo)political aspects of the post-Soviet Russian-language speculative fiction

朝の飛行機で札幌に戻り、午後はススロフさんのレクチャーをまた聞くために、北大のスラブ・ユーラシア研究センターに行った。 現代ロシアのSF作家と国にサポートされたシンクタンクとのつながりや、ロシア正教とSF作家の関係といった内容で、ロシア文学会北…

金魚坂

博士論文の公開審査をするため、東大に行った。 提出された論文のテーマの関係で遠くから呼ばれたわけだが、後進の育成にわずかでも関われたということになるのだろう。貴重な経験をさせてもらった。 ### 審査の後、金魚坂というカフェで、出席されていた方…

根を下ろすトルストイ

学期末も近づいていて、トルストイ「セルギイ神父」の講読の授業も今日でおしまい。 トルストイの回りくどい文章は学生の実力からすると難しすぎた、というのが反省点だが、やはりこのくらいの強度のある小説でないと学生の心を打つことは難しいだろう。履修…

6:25発

授業に間に合うようにと、羽田を6時25分に出る飛行機を予約した。 泉岳寺のホテルに泊まったのだけれど、余裕を持って空港に到着するためには5時23分発の京急に乗らねばならない……ということは、4時起きだ!! 何だか、スキーの大会に行くみたいだ。 最後の荷…

さらば、理事会

東大で日本ロシア文学会の理事会があって、出席してきたのだが、理事会も秋の総会で退任なので、理事会後の懇親会に出るのも今日が最後。 委員長や理事になる前の国際交流委員の頃からだから、懇親会には12年くらい出ていたな。もっとさかのぼると、大学院生…

きぬかけの道

昨日は研究会で北大にいたのだけれど、今日はJSEESの理事会があったので、京大である。明日はロシア文学会の理事会で東大。 まあ、JSEESの理事もロシア文学会の理事も秋で退任なので、巡礼のような旅もこれが最後だ。 京都に来ることも今後はなかなかないだ…

あ、二枚舌

社会主義リアリズム美術をテーマにした「ユーラシア表象研究会」というのを聞きに、夕方、北大まで行ってまいりました。 2つの発表を聞きながら思ったのは、「芸術家は善」とか「権力に抵抗するのが芸術家」みたいな考え方はまだ根強いのかなあ、ということ…

30年たっても終わらない歌

昨日は科研費の使用についての説明会があったのだけれど、想像していたのとはまったく違う人たちを見ることができ、何というか、忘れられない時間になった。適切な言葉が見つからないのだけれど、「優雅」というのが自分としては一番しっくり来る形容かな? …

8時間労働制

もう20年以上、教壇に立っているわけだが、その中でも学生から想定外の反応が出てきた授業は、思い出に残るものとなっている。授業改善についての新聞記事を読むよりは、学生の反応を見ている方がずっと勉強になる。 今日の授業も、そんな忘れられない授業に…

ミール

苫小牧市美術博物館の後、同市の科学センターに行った。ここにはソ連の宇宙ステーション「ミール」がある。宇宙空間で使用されたものではなく予備機だが、レプリカではない。本物だ。 誇らしげに塗装されたソ連の国旗。 モジュールを接続する部分は、宮崎駿…

クロスオーバー

苫小牧市美術博物館に「クロスオーバー」展を見に行く。胆振日高の現代作家を紹介した展覧会。 苫小牧市美術博物館というのは、自然や歴史の博物館の建物の一部をアートの展示スペースにしたものだった。 生物と非生物、固体と液体の境界を漂うような千代明…

PMFウィーン

昨日の夜はキタラまで、PMFウィーンのコンサートを聴きに行った。ウィーンフィルを引退した奏者と現役メンバーによる室内楽。 前売り券は早々に売り切れていたのだが、私学共済の割引券を応募したところ、家族全員分が抽選に当たった。まあ、結局、当日券も…

ケーニヒスベルクの眼鏡

ウディ・アレンの記念碑がカリーニングラードの映画館にあるそうなのだが、それはアレンの本来の姓がケーニヒスベルクで、カリーニングラードもソ連領になる前はケーニヒスベルクと呼ばれていたからだ。 そんな理由でアレン公認の記念碑を建ててしまうまでを…

GET BACK IN LOVE

もうすぐ前期の授業も終わり、夏休みである。そんな時期に3~4年生の授業の準備をしていたら、自分が大学3年の時、一緒に授業を受けていた連中と「合宿」をしたことをふと思い出した。 栗原成郎先生の授業を受けていた学生5人で駒場の同窓会館で泊まり、ポゴ…

一番乗り

動かなくなったノートパソコンだが、マザーボードが壊れたらしい。やはり熱なのか?修理代5万6千円だってさ。私物だから、公費は使えませぬ。はぁ。 一昨日は新しいパソコンを調達したり、セットアップしたりするのに時間がかかり、昨日の1校時の準備ができ…

暑さのせい?

昨日の夜中に、いきなりノートパソコンが壊れた。ブチっと音を立てて画面が真っ黒になり、それから電源も入らなくなった。ウンともスンともいわない。 暑さのせいだろうか? いや、壊れるのはいいのだが、なぜこんな忙しい時に壊れるのかな?暑いから、ノン…

灼熱、南部記念

娘の友達が小学生800m走に出場するというので、厚別まで南部忠平記念陸上を見に行った。 入賞はできなかったけれども、堂々と走っていた。毎年、見違えるように成長している。 大人の部では、福島千里選手の迫力ある走りを生で見られたのは良かった。残念な…

支部長を代わる

北海道大学で開催された日本ロシア文学会北海道支部総会に行く。 特別講演はウプサラ大学のミハイル・ススロフさん。 かつての北海道支部会は北大露文の院生の発表会、という感じだったのだけれど、今回は北大スラブ・ユーラシア研究センターの方々の報告が…

美を守る宮殿

この春から『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』というドキュメンタリー映画が全国を巡回していて、札幌でも上映されていた。 さほど期待しないで見に行ったのだけれど、ロシア屋としては面白く見ることができた。エカチェリーナ2世が着たドレスがいきなり…

運命のいたずら

朝の9時から夜10時すぎまで、ずっと仕事をしていた。授業を2コマやり、それから学生の課外活動のための文書を作った。本は昨日から1頁も読めずにいるのだが、とりあえず企画書のようなものはひとつ書けたので、小さな達成感はある。 ただ、仕事に没頭しすぎ…

白井屋ホテル

前橋から札幌に戻った。 前橋ではアジサイがたくさん咲いていた。 アジサイの咲く通りに、ツタに覆われた建物があって、白井屋ホテルと書いてあったのだが、営業をしている様子はない。ネットで調べたところ、新しい経営者のもとで来年、営業を再開するとい…

萩原朔太郎記念館

今朝、学会の始まる前、萩原朔太郎記念館に寄ってみた。地図で見たら、会場から遠そうだったのだけれど、そうでもなかった。 大きな屋敷の一部分、つまり、詩人が使っていた離れや土蔵だけをを移築保存している。萩原朔太郎についての展示は隣の文学館にある…

シネマまえばし

表象文化論学会12回大会があったので、前橋までやってきた。 前橋はさびれていて、独特の風情が漂っている。人口が少ないわけではないのだが、買い物は高崎まで出るのだろうか?(7/2追記 日曜昼下がりのアーケード街はそれなりに人がいて、まあ、そうだろう…

福住の正教会

「セルギイ神父」が終夜祷で倒れそうになる場面を授業で読んでいたら、何となく正教会に行きたくなり、近くにあるんだから一度くらいは足を運んでみたらいいのではないか、と学生たちにも語ったものの、実は引っ越してきたばかりで私自身も行ったことがない…

懐かしくない

稚内でお世話になったスキーヤーが札幌にいらして、昨晩は歓迎の宴があった。 そこで「そろそろ稚内が懐かしくなったのではないか」と聞かれたのだけれど、そんなことはまったくなく……そう答えたら、「まさか、せいせいしたと思っているのでは」と疑われたの…

ガラスの中の大学

1920-30年代のソヴィエト建築には、空や雲や風への憧れがあるんですよ、というような講義をして、外に出たら、リンデンホールの窓に大学の校舎がパノラマ画のように映し出されていた。 そんな初夏の札幌は、まだまだ涼しい。