根を下ろすトルストイ

学期末も近づいていて、トルストイ「セルギイ神父」の講読の授業も今日でおしまい。 トルストイの回りくどい文章は学生の実力からすると難しすぎた、というのが反省点だが、やはりこのくらいの強度のある小説でないと学生の心を打つことは難しいだろう。履修…

6:25発

授業に間に合うようにと、羽田を6時25分に出る飛行機を予約した。 泉岳寺のホテルに泊まったのだけれど、余裕を持って空港に到着するためには5時23分発の京急に乗らねばならない……ということは、4時起きだ!! 何だか、スキーの大会に行くみたいだ。 最後の荷…

さらば、理事会

東大で日本ロシア文学会の理事会があって、出席してきたのだが、理事会も秋の総会で退任なので、理事会後の懇親会に出るのも今日が最後。 委員長や理事になる前の国際交流委員の頃からだから、懇親会には12年くらい出ていたな。もっとさかのぼると、大学院生…

きぬかけの道

昨日は研究会で北大にいたのだけれど、今日はJSEESの理事会があったので、京大である。明日はロシア文学会の理事会で東大。 まあ、JSEESの理事もロシア文学会の理事も秋で退任なので、巡礼のような旅もこれが最後だ。 京都に来ることも今後はなかなかないだ…

あ、二枚舌

社会主義リアリズム美術をテーマにした「ユーラシア表象研究会」というのを聞きに、夕方、北大まで行ってまいりました。 2つの発表を聞きながら思ったのは、「芸術家は善」とか「権力に抵抗するのが芸術家」みたいな考え方はまだ根強いのかなあ、ということ…

30年たっても終わらない歌

昨日は科研費の使用についての説明会があったのだけれど、想像していたのとはまったく違う人たちを見ることができ、何というか、忘れられない時間になった。適切な言葉が見つからないのだけれど、「優雅」というのが自分としては一番しっくり来る形容かな? …

8時間労働制

もう20年以上、教壇に立っているわけだが、その中でも学生から想定外の反応が出てきた授業は、思い出に残るものとなっている。授業改善についての新聞記事を読むよりは、学生の反応を見ている方がずっと勉強になる。 今日の授業も、そんな忘れられない授業に…

ミール

苫小牧市美術博物館の後、同市の科学センターに行った。ここにはソ連の宇宙ステーション「ミール」がある。宇宙空間で使用されたものではなく予備機だが、レプリカではない。本物だ。 誇らしげに塗装されたソ連の国旗。 モジュールを接続する部分は、宮崎駿…

クロスオーバー

苫小牧市美術博物館に「クロスオーバー」展を見に行く。胆振日高の現代作家を紹介した展覧会。 苫小牧市美術博物館というのは、自然や歴史の博物館の建物の一部をアートの展示スペースにしたものだった。 生物と非生物、固体と液体の境界を漂うような千代明…

PMFウィーン

昨日の夜はキタラまで、PMFウィーンのコンサートを聴きに行った。ウィーンフィルを引退した奏者と現役メンバーによる室内楽。 前売り券は早々に売り切れていたのだが、私学共済の割引券を応募したところ、家族全員分が抽選に当たった。まあ、結局、当日券も…

ケーニヒスベルクの眼鏡

ウディ・アレンの記念碑がカリーニングラードの映画館にあるそうなのだが、それはアレンの本来の姓がケーニヒスベルクで、カリーニングラードもソ連領になる前はケーニヒスベルクと呼ばれていたからだ。 そんな理由でアレン公認の記念碑を建ててしまうまでを…

GET BACK IN LOVE

もうすぐ前期の授業も終わり、夏休みである。そんな時期に3~4年生の授業の準備をしていたら、自分が大学3年の時、一緒に授業を受けていた連中と「合宿」をしたことをふと思い出した。 栗原成郎先生の授業を受けていた学生5人で駒場の同窓会館で泊まり、ポゴ…

一番乗り

動かなくなったノートパソコンだが、マザーボードが壊れたらしい。やはり熱なのか?修理代5万6千円だってさ。私物だから、公費は使えませぬ。はぁ。 一昨日は新しいパソコンを調達したり、セットアップしたりするのに時間がかかり、昨日の1校時の準備ができ…

暑さのせい?

昨日の夜中に、いきなりノートパソコンが壊れた。ブチっと音を立てて画面が真っ黒になり、それから電源も入らなくなった。ウンともスンともいわない。 暑さのせいだろうか? いや、壊れるのはいいのだが、なぜこんな忙しい時に壊れるのかな?暑いから、ノン…

灼熱、南部記念

娘の友達が小学生800m走に出場するというので、厚別まで南部忠平記念陸上を見に行った。 入賞はできなかったけれども、堂々と走っていた。毎年、見違えるように成長している。 大人の部では、福島千里選手の迫力ある走りを生で見られたのは良かった。残念な…

支部長を代わる

北海道大学で開催された日本ロシア文学会北海道支部総会に行く。 特別講演はウプサラ大学のミハイル・ススロフさん。 かつての北海道支部会は北大露文の院生の発表会、という感じだったのだけれど、今回は北大スラブ・ユーラシア研究センターの方々の報告が…

美を守る宮殿

この春から『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』というドキュメンタリー映画が全国を巡回していて、札幌でも上映されていた。 さほど期待しないで見に行ったのだけれど、ロシア屋としては面白く見ることができた。エカチェリーナ2世が着たドレスがいきなり…

運命のいたずら

朝の9時から夜10時すぎまで、ずっと仕事をしていた。授業を2コマやり、それから学生の課外活動のための文書を作った。本は昨日から1頁も読めずにいるのだが、とりあえず企画書のようなものはひとつ書けたので、小さな達成感はある。 ただ、仕事に没頭しすぎ…

白井屋ホテル

前橋から札幌に戻った。 前橋ではアジサイがたくさん咲いていた。 アジサイの咲く通りに、ツタに覆われた建物があって、白井屋ホテルと書いてあったのだが、営業をしている様子はない。ネットで調べたところ、新しい経営者のもとで来年、営業を再開するとい…

萩原朔太郎記念館

今朝、学会の始まる前、萩原朔太郎記念館に寄ってみた。地図で見たら、会場から遠そうだったのだけれど、そうでもなかった。 大きな屋敷の一部分、つまり、詩人が使っていた離れや土蔵だけをを移築保存している。萩原朔太郎についての展示は隣の文学館にある…

シネマまえばし

表象文化論学会12回大会があったので、前橋までやってきた。 前橋はさびれていて、独特の風情が漂っている。人口が少ないわけではないのだが、買い物は高崎まで出るのだろうか?(7/2追記 日曜昼下がりのアーケード街はそれなりに人がいて、まあ、そうだろう…

福住の正教会

「セルギイ神父」が終夜祷で倒れそうになる場面を授業で読んでいたら、何となく正教会に行きたくなり、近くにあるんだから一度くらいは足を運んでみたらいいのではないか、と学生たちにも語ったものの、実は引っ越してきたばかりで私自身も行ったことがない…

懐かしくない

稚内でお世話になったスキーヤーが札幌にいらして、昨晩は歓迎の宴があった。 そこで「そろそろ稚内が懐かしくなったのではないか」と聞かれたのだけれど、そんなことはまったくなく……そう答えたら、「まさか、せいせいしたと思っているのでは」と疑われたの…

ガラスの中の大学

1920-30年代のソヴィエト建築には、空や雲や風への憧れがあるんですよ、というような講義をして、外に出たら、リンデンホールの窓に大学の校舎がパノラマ画のように映し出されていた。 そんな初夏の札幌は、まだまだ涼しい。

顔のない人形

画家マレーヴィチはのっぺらぼうの人物像を残しているのだが、ダンツケルという人が、これはウクライナ民衆の人形にもとづくものではないかという指摘を行っているのだそうだ(Avantgarde & Ukraine, Munchen, 1993. S.23)。大石雅彦『マレーヴィチ考』で紹…

とりあえずリアル

勤務先が学園祭で、昨日、様子を覗いてはみたのだが、夕方になってからは娘を連れて、パドルクラブの早期特別予約会に行った。 娘が練習や大会で使う新しいマテリアルを選ぶというのは去年まではワクワクしたものだったのだけれど、今年はそういうわけでもな…

元町プリン

娘が何とか英検4級に合格してくれたので、昨日は元町駅のレストラン「ローリエ」で祝賀会をした。 それほど難しい試験ではないのだけれど、次につなげるためにはこういう儀式も大切であろう。家族で過ごす時間も、これからどんどん減るだろうし。 元町プリン…

午後8時の訪問者

ダルデンヌ兄弟の『午後8時の訪問者』をシアターキノで見た。レイトショーに行ったのは久しぶりだ。 新聞記事などでは移民排斥に反対する作品という紹介が多かったので、あんまり期待しないで見に行ったのだけれど、薄っぺらな社会派ドラマではなく、もっと…

ピアノが届く

昨日は授業のない日だったのだけれど、原稿を書いたり、事務に提出する研究業績一覧を作ったり、まあ、朝から夜中まで頑張って働いた。原稿は埋め草的な駄文ではなく満足のいくものが書けたので、掲載が楽しみだ。 娘のピアノが届いたりもした。 結局、グラ…

50周年の水

札幌大学50周年ロゴの付いたペットボトルがあったのですね。昨日、仕事の関係で入手いたしました。 大量生産して市販しているわけではなく、知る人ぞ知るもののようで、大学にお客さんが来た時などに登場するようです。せっかくなので、捨てずに取っておこう…

ハルカヤマ芸術要塞

何年も前から行きたいと思っていた小樽市銭函の野外展「ハルカヤマ芸術要塞」を、ようやく見に行くことができた。ただ、このイヴェントは今回がラストで、しかも昨日が最終日だったのだ。最後にギリギリ間に合った。 野山の緑と調和した良い展覧会だった。 …

帰りも向かい風

木曜日から科研の成果報告書を書き続けていたのだけれど、土曜日の夕方に何とか形になった。 ひと安心したところで、豊平川沿いを自転車で走る。水曜日に10キロ、ジョギングしたせいか、ずっと座って仕事をしているせいか、腰の具合が良くないので自転車。 …

澄川のブロンディー

昨日は学外に出る用事があったので、昼食は澄川駅の近くで取ることにした。 ふと目に留まったのが、ブロンディーという名の喫茶店。昭和の面影を感じるのだけれど、北海道はこういう店が旨かったりするのだ。 日替わり定食を頼んでみる。秋刀魚の竜田揚げ………

パンケーキ

昨日の北海道新聞の夕刊に、「パンケーキ」と題したコラムを掲載している。 岩本和久「パンケーキ」『北海道新聞』2017年6月15日夕刊、5面。 2010年頃、日本で「パンケーキ・ブーム」があったことを、札幌に来てようやく気づいたのだが、そのことと併せて、…

申請書、また申請書

工務店や出版社や共済組合などあちこちに振込をせねばならず、また、道や区役所に書類を出さねばならず、しかも、説明を読んだら、稚内市役所から所得照明を取り寄せなければならなかったりして、世の中にはなぜこんなに書類があるのだろうと溜息が出てくる。…

テヘランの対イラク戦

昨日はものすごく久しぶりに、テレビで日本代表のサッカーを見た。ワールドカップのアジア最終予選なのだが、見たのは初戦(9月のUAE戦)以来じゃないかな? 去年の秋は子供のスキーのオフトレに付き合っていた。春は引っ越しがあって、テレビが使えなかった…

新陽高校との連携授業

札幌新陽高校は札幌大学と高大連携授業をしているのだが、その一環で「ロシア文学」についてのレクチャーを1コマ行うことになった。 ロシアの高校生とも交流をしているようなので、まあ、オーソドックスな内容がいいだろうと、プーシキン、ドストエフスキー…

リアゲート閉まらず

日曜日は朝の6時前に子供を叩き起こして、6時20分にオフトレに送り出す。 ところが、予報が外れて雨が強くなったので、駒内公園まで車で迎えに行ったのだけれど、自転車を荷台に積んだら、リアゲートが閉まらなくなってしまった。 自転車落ちるなよと思いな…

大原美術館展II

土曜日の娘は午前中、スキーのオフトレ、午後はピアノ店で試弾というスケジュールだったのだが、その合間に北海道立近代美術館の「大原美術館展II」に行ってきた。 藤田嗣治とか岸田劉生とか見せておきたかったんだよね。梅原龍三郎とか棟方志功なんかも来て…

カフェ・ソサエティ

シアターキノでウディ・アレンの『カフェ・ソサエティ』を見てきた。最終日になってようやく、重い腰を上げて狸小路まで出かけた。ヴィットリオ・ストラーロが撮影をしているというので、これは見ておかねばと思って……。 ところが、これが想像をはるかに超え…

たそがれ真駒内公園

日が長くなってきたので、娘のチーム練習の往復は自転車で走らせることにした。 ただ、今シーズンから使用しているロードバイクにはまだ慣れていないし、練習で使う道具をブーツケースに入れて背負っているし、自転車屋さんにも「やはり危険なので、できれば…

仕事場を作る

仕事の合間に家の片づけも進めている。今日は電線に引っかかりそうだった枝を切り、段ボールに入っていた服をタンスに移し、部屋の片隅に折り畳み式の机を置いて、仕事場を作った。 家の中に自分の居場所ができたので、気持ちが落ち着く。せっせと仕事をしよ…

真昼の星空

『読売新聞』を熟読せよ、という首相の国会発言に続き、今度は前川・文部科学省前事務次官を中傷する記事が出て、もう読売はソ連共産党機関紙『プラウダ』みたいなものになっちゃったんだなと、寂しく思う。 稚内ではずっと読売を取っていたんだ。学のある人…

メイエルホリド殺し

明日の1校時はエヴレイノフとメイエルホリドの話をするのだけれど、「そうだ、札大でそういう授業をするのであれば山口昌男さんに触れなくては」とはたと気づき、「メイエルホリド殺し」を読み直した。 マンデリシタームが詩人ではなく散文作家になっていた…

英検4級

娘が英検4級のテストを受けに行っている間、ずっと本を読んでいた。 日曜日に部屋の片付けも草むしりもトレーニングもしないで本を読んでいると、何か怠けているような気持ちになる。仕事なんだけどね。この世でもっとも大切な仕事はゴミ拾い、という町内会…

豊平川サイクリング

娘のチーム練習がなぜかお休みだったので、今年初めての、そして札幌で初めてのサイクリングに出かけた。 札幌は車が多いのだけれど、サイクリング道路も整備されているので、3月まで住んでいた稚内よりも安心かもしれない。今日は豊平川を北上した。予報は…

犬も歩けば棒に当たる

せっせと仕事をしているのだが、仕事の話はなかなかブログに書けない。何を読んでいるかとか、誰と会ったとか。 仕事をしていると徒労感を覚えることも多いのだけれど、とにかく動き続けるしかない。「犬も歩けば棒に当たる」というのは本来、余計な動きをす…

本当に最後の運動会

日曜日の娘の運動会は雨で、後半が水曜日に持ち越しになった。小6なので、これが本当に最後の運動会だ。 日曜日の100m走ではスタートで出遅れ(雨で足が滑ったと言い訳していた)、3位から2位に上げるのが精一杯だった娘なのだが、ターサーを履いて臨んだ水…

野町さんのパーティー

日曜日は運動会だったのだが、断続的に雨が降った。娘の出る小6の競技の時にいつも雨が激しくなったのだが、これは低学年の子をいたわる神様の配慮だったのだろうか? ヴィデオを撮る私は、ずぶ濡れになってしまったのだが。 雨がやむ気配がなかったので運動…

グランドピアノ?

運動会が中止になったので、ピアノ屋さんに行った。前の家で借りていたピアノを返してしまったので、今の家にはピアノがない。 私は音楽については素人なのだが、お店の方が実際に演奏しながら、とても詳しい説明をしてくれたので、玄人の人たちの発想は理解…