ヴロンスキーの物語
ロシアでは賛否が分かれたというシャフナザーロフ監督の『アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語』。もともとはテレビの連続ドラマで、映画はそのダイジェストなのだろうけれど、それほど忙しい感じも浅薄な感じもなく、映画として自然に見ることができた。
かなり不評だったのは、ヴロンスキーを中心に物語が語られていて、アンナと並ぶ主人公とも言えるレーヴィンが登場せず(キティ―は少しだけ出てくる)、トルストイの原作に存在しない日露戦争が描かれているためである。ただ、原作でもヴロンスキーは戦争に行くわけだし、悲惨な戦場の場面はアンナの鉄道自殺を生々しく想起させる契機ともなっているので、原作に新たな光を当てるという意味では悪い選択ではなかったと思う。優美でも心温まるものでもない、陰惨で重苦しい、血塗られた『アンナ・カレーニナ』。
少し積もった
少しだけ雪の積もった金曜日。
睡眠3時間で授業の準備をし、2コマの講義をこなし、放課後は子供や学生の世話に追われた。まあ、頑張った。
明日、明後日は滑ります。
壁は横滑り
暖気のせいでオープンの遅れていたオーンズで、昨日、ようやく営業が始まった。
昨日のオーンズはちょっと奇妙な管理がなされていて、コースの最後の壁は「滑走しないで横滑りで移動するように」という指示が出ていた。だから、来場者全員でコース整備するという不思議な事態に……掘れて雪がなくなるのを恐れたのか、コブ斜面を作りたくなかったのか、理由はよくわからない。
その上の緩斜面の状況は良かったので、それなりのスピードで楽しく滑れた。