京都におけるファンタスチカ

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 「ロシアにおけるファンタスチカ、ファンタスチカにおけるロシア」という研究会を京都大学で開催した。

 30人もの方々にお越しいただいた。AES+Fについて報告しながら、ソ連映画「楽天的な悲劇」(これは日本ではあまり知られていないが、ジェンダーや戦争に興味のある人は見ておいた方が良い)を参照した私のささやかな報告についても、生産的な議論をしていただいた。成功した会であったことは、間違いないだろう。

 先日の表象文化論学会でも感銘を受けたのだが、京都では人文研究の熱気が高まりつつあるように見える。名門大学は優秀な人材を全国から集めているし、日文研のように海外の研究者を呼び寄せる場所もある。

 今回の研究会では名古屋や東京からお越しいただいた方々もいらした。もともと京都という町は人の集まる観光地ではあるし、ロシア語での会というのも海外出身の研究者のためには敷居を下げる効果があったのだろうが、会場を提供していただいた京都大学中村唯史さんの構築してきたネットワークや人間的魅力も成功に大きく寄与しているはずで、改めて感謝しなければなるまい。

 しかし、人間力で競うわけにもいかないのだが、90~00年代のように札幌を盛り上げるにはどうしたらいいのかも、少し真剣に考えなければ……感心ばかりしてもいられない。

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牛吉

 娘も夏休みなので、家の近くの「牛吉」に連れて行った。

 ハンバーグの店なのだが、けっこう人気らしい。

 ハンバーグがおいしいから人気なのだろうと思っていたのだが、タマネギやニンジンやジャガイモといった添え物の野菜が予想外においしくて、驚いた。口の中に北海道の青空が広がる感じがする。

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 昼食を食べてから、土曜日の原稿をようやく書き終え、大学でロシア語のチェックもしてもらった。帰宅してから、パワーポイントも作ったので、もう後は会場に行くだけである。仕事が一段落したので、ビールがうまい!! ウィスキーもうまい!!

 明日からは別の原稿の準備にも戻れるので、それもうれしい。

せっせと

 娘のスキーチームの練習が早朝からあるので、早起きして娘を送り出し、それから仕事。土曜日の発表原稿をせっせと書く。家でも研究室でもとにかく書く。

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 この仕事が終わったら、すぐに次の原稿を書き始めなければならない。

ぽっかり

 昨日で前期の授業を終えた。

 学生には単純なことを伝えた方が、心に残るのではないかと思う。昨日の授業では1年生の前期の授業を終えようとしている学生たちに、「勉強というのは役に立つ(かどうかわからない)知識を詰め込むことではなく、新しいことができるようになるためにするものなのだ」と語った。潜在能力を引き出すということをきちんと理解してもらえたかどうかはわからないけれども、繰り返し語っていれば、「そんなことを言っていた人がいたなあ」といった程度の記憶にはなってくれるだろう。

 大学とは学問や研究をするところで、研究というのは真理を発見するためのものじゃないの、能力開発というのは職業訓練だから別の機関の役割なんじゃないの、と反論される方もあるかもしれないけれど、研究を「できる」というのもやはり「できること」だからね。幼稚園から大学までに共通する役割があるとすれば、それは「できること」を増やしていく、ということだ。

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 週末から両親や妹や姪が札幌にやってきていたのだけれど、彼らも今日、帰っていった。ぽっかりと晴れた青空の下で8月が始まったのだが、旅から旅の日々はもうしばらく続くので、ノンビリしてもいられない。

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ピクニックコンサート

 両親や妹や姪や娘を連れて、PMFのピクニックコンサートに行った。

 午前中はルスツで北海道スキー連盟の研修会があったので、最初の方は聞くことができなかったのだけれど、それでももう十分すぎるくらいの長い時間、音楽漬けになることができた。

 ゲルギエフはやっぱりリズムや音作りが上手だね。

あの方も卒業生

 ルスツで道連の夏季研修会。
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 パトロール技術員の大先輩のあの方も、札幌大学のOBなのだそうだ。
 お叱りを受けぬぬよう、頑張らないといけませんな。
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 森信之さんの講演では、「諸外国では数十年にわたってスキー人口が安定しているのに、日本だけが大幅に減少した」という指摘が印象に残った。
 札幌には市内にスキー場がたくさんあるし、東京だってわずか1時間半、新幹線に乗るだけでガーラに行けるし、スキー場へのアクセスは世界でも良い方だと思うんだけどなあ。何とかならんかなあ。

2017道新・UHB花火大会

 夏休みなので両親と妹と姪が札幌にやってきた。ちょうど豊平川の花火大会の日だったので、皆で幌平橋まで見に行った。

 出張続きでクタクタだったのだけれど、せっかく札幌に引っ越してきたのだから、札幌名物の花火に娘を連れて行ってやりたかったし、遠くに住んでいる高齢の両親を連れて花火に行くなんて機会も、そうそうあるものではないからね。

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 それにしても、夜空一面に花火が広がるのは、なかなかの見ものだった。

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