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最前線

 大学での恩師が有名な作家の人たちとサハリンを訪問しているようなのだが、訪問団の通訳を担当しているのは、かつて稚内に留学していた韓国系の女性らしい。同行取材の新聞記者といっしょに写った写真をFacebookで見て、驚いた。
 彼女が稚内にいた時には、私も漢字の授業を週一で担当していた。驚いたというのは都会の出版界の人たちの世界と、私の生活していた世界は、私にとってはまったく断絶したもので、異次元やパラレルワールドといったものに等しく、だから、その2つの世界の人々が交流しているというのは、何かSF小説のような奇跡に思えてしまうのである。
 一方で私もサハリンや稚内といった場所から離れてしまったのだが、そのことで前線から後方基地に退いた兵士のような気持ちになったりもする。Facebookの写真が感慨深かったのは、それが私がかつていた、そして、今はもういない「最前線」を写したものだったからでもあろう。
 日本とロシアが今、戦争をしているわけではないから、「国際交流の最前線」と言い換えた方がいいのだろうか?ともあれ、国境地帯というのは都会のように人や物がたくさんあるわけではなく、また、異文化接触に伴う緊張感の漂っている独特な空間なのである。

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ガレージの修理

 引っ越してから2ヶ月もたつのに、まだ片づけが終らないのだけれど、コツコツやっていればいつか終わることだろう。娘の使う部屋2つは、すっかりきれいになった。
 工務店に頼んだガレージの屋根の修理も、火曜日にようやく始まった。
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 部屋の片づけがあるので、タイヤ交換とか冬服の洗濯とか庭の草取りといった誰もがやらねばならないことが、まだ終わっていなかったりもする。
 もちろん原稿書いたり、本を読んだりもしなければならず、いや、忙しい。

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平岸にもエゾセンニュウ

 夜、7時頃、澄川通りをジョギングしていたら、霊園のある丘の茂みでエゾセンニュウが鳴いているのが聞こえた。
 もちろん、札幌にも生息しているとは思っていたのだけれど、こんな町の中で鳴き声を聞けるとは思っていなかった。何人かの方にこの鳥の話をしたのだけれど、どなたも鳴き声を聞いたことがないようだったので、滝野や手稲まで行かなければ聞こえないのかと思っていた。
 この春まで暮らしていた稚内の家はすぐ裏が崖で、藪の中でエゾセンニュウが鳴くのが、毎晩聞こえていた。夜ふけや明け方に本を読んだり、ビールを飲んだりする時にはいつも、窓の外でエゾセンニュウが鳴いていたのだ。札幌の家ではそういうわけにはいかないのだが、しかし、家からほんの少し歩けば鳴き声を聞けるとわかり、何か安心した。

Red Bull 400

 昨日は家族で「レッドブル400」を見に行った。初めて開催された大倉山シャンツェの登坂競走である。
 坂道を駆け上がるのかと思ったらそれは最初だけで、斜度が急になったら両手両足でロープをつかんでの崖登りだ。稚内名物「たまらん坂」の世界だ(そんなたとえは稚内市民にしか通用しないがね)。素早いダッシュから、緩慢なボルダリングへのリズム変化、そしてダッシュで遅れていた人がボルダリング区間でゴボウ抜きする様など、想像を超えた面白いものだった。
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 個人の部は早い人でもゴールまで4分くらいかかる。男子の優勝は札幌学院大陸上部の中距離選手、2位は東海大スキー部のクロスカントリー選手(たしか稚内アルペンのOB!!)、女子の優勝も東海大のクロカン選手だった。
 リレーの部もあって、こちらはジャンプ台を4区間に分けて登るのだけれど、個人の部よりもスピード感のあるレースが見られて、それはそれでまた楽しめたのだった。

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街に出る

 この週末は人と会う約束がいくつかあって、金曜、土曜とすすきのに出た。
 札幌に引っ越してきてから2ヶ月が過ぎたのだけれど、その間、すすきのに行くことは一度もなかった。家から30分ほどで着くのだけれど、スキー場に行く以外は、家の回りで用が足りてしまっていた。だから、「久しぶりに街に出てきた」という気分だ。
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 平岸には「道新りんご新聞」(https://www.doshin-apple-news.jp)なんていう面白いメディアもあるので、平岸への帰属意識の方が札幌へのものよりも強くなってしまう。東京の千駄木で雑誌『谷中・根津・千駄木』を愛読していたことを思い出したりもするが、西岡にはイオンがあるし、コーチャンフォーミュンヘン大橋にあるし、清田の方には郊外型大型店がたくさんあるので中心地に出ることはほとんどなく、地元にどっぷりという感覚は東京の下町よりもさらに強い。

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先生の雑誌

 島田陽先生が東大を退官される時、古い雑誌をいろいろくださったのだが、それらの雑誌も私と共に稚内に送られ、今回、札幌に運ばれてきた。そのことを北海道新聞のコラムに書いている。
 岩本和久「先生の雑誌」『北海道新聞』2017年5月18日夕刊、5面。
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 あの日、先生に渋谷駅前のカフェで昼食をごちそうになり、店の名はすっかり忘れてしまったのだけれど、その風景は鮮明に覚えている。マガダンの洋上から船で戻ると、稚内も南国のように思えると励ましていただいたのだった。
 そう思うと、札幌なんか熱帯だな。今日の最高気温は、天気予報だと28度になっていた。

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夏服

 しばらく前まで寒い日が続いていたのだけれど、今日は最高気温が25度になりまして、ようやく夏物のスーツの出番になった。
 稚内だったら、25度は真夏だけれどね。
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 しかし、タイヤ交換もワイパー交換もまだ終わってないぞ。小さな用事がたくさんある。今日も朝からずっと働いていて、ジョギングもできずにいるのに、どういうわけか明日締め切りの書類が夜中になってもまだ完成しない。

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